地球に優しい食材を取り入れるLEOCの新しい試み
株式会社LEOCが新潟県関川村の伊藤農園と連携し、環境に配慮したお米「環境配慮米」を2024年12月から導入することが発表されました。これは、環境保護や持続可能な農業を推進する一環として行われるもので、全国3,000ヶ所以上で食事提供を行うLEOCが、より良い地球環境作りに貢献していく姿勢を示しています。
環境配慮米とは?
関川村は新潟県北東部に位置し、豊かな自然環境に恵まれています。特に、清流の荒川は平成の名水百選にも選ばれ、その清らかな水はお米作りにも活用されています。この地域の特産である「にじのきらめき」を生産している伊藤農園との連携により、LEOCはお米を直接生産農家から仕入れ、環境に配慮した食材としてメニューに取り入れることで、消費者と生産者の距離を縮めようとしています。
環境への影響
日本では、稲作が温室効果ガスの排出に大きな影響を与えており、その中でメタンの排出量は全体の約40%を占めています。LEOCは、この問題に取り組むため、農林水産省の「農林水産分野における地球温暖化に対する取組」や国立環境研究所のレポートを参考にし、持続可能な農業を目指していく意向を示しています。
メタンは、稲作の嫌気的環境で発生するため、土壌の酸素を不足させないようにすることが求められます。そこで、中干し期間を延長するなどの対策を行うことで、メタンの発生を抑制し、よりクリーンな環境での農業を実現することが可能となります。これにより、LEOCは環境負荷を軽減させ、農業と料理の持続可能な形を追求しているのです。
料理への展開
今回の取り組みでは、LEOCが運営する首都圏の社員食堂5ヶ所で、「環境配慮米」を使用したメニューが順次提供される予定です。この新しいメニューは、一人ひとりにとって美味しさだけでなく、地球に対する配慮も感じられる食事体験を提供することが期待されています。食べることを通じて、消費者が環境問題に対する意識を持ち、持続可能な社会の実現に貢献できる機会ともなるでしょう。
LEOCのVision
LEOCは40年近くにわたり、食を通じて人々の心身を豊かにすることを企業理念として掲げてきました。ここで提供される食事は、どれも生産者の思いが詰まっており、食を通じた持続可能な社会の実現。この理念を実現するためにLEOCは今後もさらなる挑戦を続け、地域の農業を支援しながら、環境に優しい食と生活の提案を行っていきます。
環境に対して積極的なアプローチを続けるLEOCの取り組みは、私たち一人ひとりが持続可能な社会の一員になるための大切な一歩です。私たちもぜひ、食を通じて環境問題に目を向け、身近なところから取り組んでいきたいですね。