新たな食文化創発へ向けた日清製粉の挑戦とその想い

新しい食文化創発へ向けた日清製粉の挑戦

日清製粉株式会社は2023年5月26日、「未来展望フォーラム」にて新たなコンセプト「その想いに、小麦粉でこたえたい。」を発表しました。このコンセプトは、水島工場の竣工を機に考案されたものであり、今後の食文化の進化を見据えた内容となっています。「食文化創発カンパニー」の名にふさわしい取り組みとして、小麦粉を中心に新たな価値を創造し続ける決意を示しています。

小麦粉の重要性と日清製粉の役割

小麦粉は、様々な食品や料理に欠かせない素材として、食文化を支える根幹とも言える存在です。日清製粉は、これまでの活動を通じて、多様なおいしさと食の楽しさを広め、食文化の発展に寄与してきました。今回の新コンセプトは、これまでの取組をさらに発展させるものであり、自社のビジネス戦略に小麦粉を中心に据えることで、より革新的なアイデアを実現していくという意義を持っています。

日清製粉は、北米（米国、カナダ）、オセアニア（豪州、ニュージーランド）、アジア（タイ）を含む国々で製粉業務を展開しており、この新しいコンセプトを国際的にも認識してもらうことで、グローバルな価値の共有を目指しています。

未来展望フォーラムの開催

「未来展望フォーラム」では、日清製粉が今後取り組むべきテーマについて社長が説明しました。その中で特に注目すべきは、最新技術を導入した水島工場や、Miller Milling Company, LLCのサギノー工場における食文化創発の実現力です。

また、健康市場をターゲットにしたアミュリアやWise Wheatといったブランドを通じて、食文化の活性化にも力を入れています。アミュリアは、高食物繊維小麦を100%使用した製品で、日清製粉が独占的に日本で販売しています。一方、Wise Wheatは、オーストラリアの子会社が展開している健康志向の小麦粉ブランドです。