ハラスメント対策
2025-02-03 16:26:49

株式会社オンワードホールディングスがカスタマーハラスメント対策方針を策定

株式会社オンワードホールディングスの新たな挑戦



最近、カスタマーハラスメント(顧客からの不当な要求)が社会的な問題として注目されています。このため、従業員を保護するための対策は欠かせないものとなっており、様々な企業が取り組みを進めています。そんな中、株式会社オンワードホールディングスが制定した「カスタマーハラスメントに対する基本方針」が、多くの注目を集めています。

カスタマーハラスメントが社会問題化



厚生労働省は、全ての企業に対し、カスタマーハラスメントから従業員を守るための対策を求めています。また、東京都では2025年4月より「東京都カスタマー・ハラスメント防止条例」が施行されることが発表され、この問題はますます深刻になっています。顧客と従業員が快適に過ごせる環境を整えるためには、このような法整備に応じた企業側の取り組みが必要です。

オンワードグループの方針策定の背景



オンワードグループでは、社内の様々な部門から選出したメンバーで構成される「カスタマーハラスメント対策委員会」を設置し、基本方針の策定に取り組みました。この方針は、厚生労働省が提供する「カスタマーハラスメント対策企業マニュアル」を基に社内でのアンケート調査の結果も踏まえて作成されています。これにより、実際に従業員が直面している問題に対して、より実践的な対策を導入することが可能となります。

具体的な取り組み



新たに策定された基本方針では、まずカスタマーハラスメントの定義が明確にされています。たとえば、合理性を欠いた要求や、従業員を精神的・身体的に傷つけるような行為が該当します。その具体例としては、長時間にわたる拘束や、一方的な要求、さらには従業員への暴言や侮辱的な発言が挙げられます。これらの行為は、社員の安心・安全を確保するために看過できない問題となっています。

方針に基づき、オンワードグループは、ハラスメントに該当する行為が確認された場合、サービスの提供を一時停止することがあるとしています。さらなる悪質な行為には、警察や弁護士などの専門機関に連絡し、厳正に対処する体制も整えています。

従業員とお客様の共存



オンワードグループは「ヒトと地球(ホシ)に潤いと彩りを」というミッションを掲げており、この考え方に基づいたお客様中心の経営を進めています。この取り組みを通じて、カスタマーハラスメントから従業員を保護しながら、豊かな商品やサービスを提供し続けることを目指します。

当グループが冒頭に述べた「生活文化創造企業」としての使命を果たすために、今後も柔軟でコンサルティブな姿勢が求められています。そして、顧客と従業員が共に安心して過ごせる環境の構築を進めることは、企業としての重要な責務です。これらの取り組みが、一層の顧客満足度向上と従業員の働きやすい環境づくりにつながることを期待しています。

最後に、オンワードグループはこれからも「カスタマーハラスメント」に対して真剣に向き合い、社員が安心して働ける環境を整えていく所存です。


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