味噌を使った料理の実態調査の結果について
マイボイスコム株式会社が2024年11月1日から7日にかけて実施したインターネット調査により、味噌の使用状況や料理に関する嗜好が明らかになりました。この調査は、味噌に関する5回目のもので、9,131名の回答をもとにしています。以下で具体的な結果を見ていきましょう。
1. 味噌の好みと使用頻度
味噌が好きだと答えた人は約85%に達し、「好き」と回答した方は47.7%を占めています。特に男性の高年代層でその割合が高く、逆に若い世代では好みが低下している傾向が見受けられました。
また、味噌を料理に週4~5回以上使用する人は約35%、週1回以上使う人は7割弱とされますが、いずれの数値も2021年の調査と比較して減少しています。特に東北や北陸では使用頻度が高く、地域によっても特徴が顕著に現れています。
2. 各地域における味噌の利用種類
調査によると、味噌使用者が使用する種類は「米みそ・こうじみそ」が約58%で主流です。東北・関東・北陸ではこのタイプが多く、逆に中国・四国・九州では「麦みそ」の利用が高いです。対象地域によって味噌の種類が異なるのも興味深い点です。このように、自宅で所有している味噌の種類にも地域差が見られ、1種類持つ人が55.9%となっており、2021年よりも増加してきました。
3. 味噌を使う料理の傾向
味噌使用者が最も多く使う料理は、驚くことに95.3%が「味噌汁」。その後は「鍋物」「炒め物」「煮物」と続き、これらはすべて20%台の支持を得ています。興味深いのは、東北地方では特に「おにぎり」に味噌が用いられることです。
4. 味噌商品に対するこだわり
味噌を購入する際、人々が最も重視する点はその「味」で、68.5%がこれを選んでいます。価格や種類も重視されますが、健康志向から塩分を控えることを考慮している人も多いようです。特に高年代層の女性においては、食べ慣れたフレーバーを選ぶ傾向が強いことが見受けられます。
5. まとめ
今回の調査から、味噌の好みや使い方、地域ごとの特徴が明らかになりました。味噌は日本の食文化に欠かせない要素であり、各地において異なる使用法や種類が存在することが再確認されました。今後も味噌を取り入れた料理を楽しむことで、料理の幅が広がることでしょう。特に健康志向が強まる現代において、味噌の選び方や使い方が注目されていくと感じます。