まん福ホールディングス、3億円の資金調達を発表
まん福ホールディングス株式会社(以下「まん福HD」)は最近、シリーズBエクステンションラウンドにて、合計3億円を調達したことを発表しました。この資金調達は、米国のペガサス・テック・ベンチャーズなどの投資家により行われ、まん福HDのエクイティによる累計調達額は28億円を超えました。
資金調達の目的とは?
今回の資金を利用して、約3年半の間で承継した12社に対する事業の収益性改善や成長に向けた再投資を行います。また、新たな国内外の事業承継への投資や、中長期的な成長をサポートする本部機能の強化にも充てる予定です。これにより、グループ全体の売上が年間約110億円に拡大する見込みです。現在、従業員数は約1,500人に達しています。
食に特化した事業承継プラットフォーム
まん福HDは、後継者不在の食の中小企業の事業を引き継ぐ「食に特化した事業承継プラットフォーム」を構築しています。具体的には、ホールディングスによるロールアップを進めつつ、スモールロールアップを経て国内で11社を承継した実績があります。さらに、肉と魚を軸とした4つの地域共和国を形成し、今後の拡大を目指して新たな事業承継に挑戦します。
多様な承継パターンの展開
まん福HDは、後継者不在などのニーズに対し、最も信頼される承継の担い手となることを目指しています。従来のExit型から、Happy Group Join型への転換を図り、中小企業のシナジーを創出しています。特に、米国市場での日本食関連の事業拡大を目指し、2025年2月にはニューヨークに寿司テイクアウト店「OSAKANA」を事業承継する予定です。アメリカでは寿司人気が高く、多様なビジネスモデルを構築することでさらなる成長を狙います。
投資家からの信頼の声
投資家からは、まん福HDのビジョンや理念に対する支持が寄せられています。特に、優れた日本の食文化を持続的に発展させるグローバルな視点が評価されています。ペガサス・テック・ベンチャーズのCEOであるアニス・ウッザマン氏は、日本の食文化の魅力を世界に広げるまん福HDの取り組みに期待を寄せています。これに対し、まん福HDの代表、加藤智治氏は、地域創生とスタートアップのモデルケースを目指し、企業の社会的な責任を果たしていく意向を示しました。
幅広いビジネス展開へ
まん福HDは、今後も国内にとどまらず、国際的にも成長を遂げる意図を明言しています。事業の信頼性を高めつつ、日本の食文化を強化し、持続的な成長を図っていく方針です。今後の展開がますます楽しみです。