坂本龍一の音楽の旅:大阪で大規模なる企画展開催決定!
2025年8月30日から大阪で開催される坂本龍一の大規模企画展「sakamotocommon OSAKA1970/2025」。この展覧会は、坂本龍一が影響を受けた1970年の大阪万博をテーマに企画され、訪れる人々に彼の音楽の深い世界を紹介します。昨年、東京都現代美術館での展示では34万人以上が訪れたこともあり、期待が寄せられています。
展示のテーマと内容
1970年の思い出
1970年、当時18歳の坂本龍一は、大阪万博で新しい音楽とアートに触れ、その経験が後の創作活動に大きな影響を与えました。この企画展では、万博で注目されたさまざまな音楽やアートの情報が展示され、初めて坂本の目に映った世界を再現します。特に、無調の電子音楽に出会ったことで、彼の感性がどのように刺激を受けたのかが伝わります。
展覧会内では、坂本が敬愛する武満徹や高橋悠治、湯浅譲二などの作品を紹介し、さらには、バシェによる音響彫刻の実演も予定されています。坂本自身が2016年以降に演奏した音響作品も展示され、彼がどのように音楽を取り入れ、それを自身の作品に活かしていったのかも探ることができます。
「sakamotocommon」とは?
「sakamotocommon」とは、坂本龍一が遺した霊的・音楽的な資産を新たな世代に共有するための試みです。彼は完成した作品以上に、そのプロセスを重視しており、この展示を通じて、坂本の作品にふれることができるだけでなく、未来のクリエイターたちがインスピレーションを受けられるような環境を提供します。
訪れる価値
展覧会の会場である「VS.」は、東京藝術大学で制作された新しい音響彫刻や坂本の過去の演奏データをもとにしたプログラムも展示される予定です。これにより、坂本が求めていた「記憶」や「音」がどのように受け継がれ、再解釈されるのかが分かります。
チケット情報
事前オンライン予約が必要であり、一般料金は2,200円、大学生や専門学校生は1,800円、18歳以下の来場者は1,100円と手頃です。また、未就学児は無料で参加でき、家族連れにも優しい配慮がなされています。チケットは2025年の開催日が近づくにつれてより多くの人々に関心を集めそうです。
おわりに
坂本龍一が見つけた音楽とその背後にある情熱と理念をこの大規模展覧会を通じて、ぜひ皆さんにも体験していただきたいと思います。音楽の力が新たな価値を生み出す瞬間に立ち会うことができる貴重な機会です。大阪万博50周年の節目の年に、彼の深い音楽の世界を探索してみませんか?