沖縄の海ぶどうが抱える未来の可能性
沖縄の特産品である海ぶどう。この美味しさや特長を最大限に生かした事業モデルが、次世代の若者によって生まれつつあります。2026年2月27日に東京都で開催される「アトツギ甲子園」決勝大会に、高校生の外間椿さんが挑戦することが決まりました。彼女は、沖縄県糸満市を拠点に海ぶどうの養殖・加工販売を行う株式会社日本バイオテックの次女として、沖縄の食文化を世界に広めるべく立ち上がりました。
アトツギ甲子園とは?
「アトツギ甲子園」は、中小企業庁が主催する、若者たちにスポットを当てたピッチ大会です。39歳以下の後継者やその候補者が参加し、経営資源を活用した新たなビジネスアイデアを発表する場です。特に地域経済の発展を促進することを目的としており、多くの注目を集めています。外間さんは、沖縄県から唯一の代表として参加し、全国的な舞台でその才能を発揮するチャンスを手にしました。
勇気と挑戦の象徴
外間さんは、今年開催された九州・沖縄ブロック大会での書類選考を通過し、最終的には15名の登壇者と共にピッチを行いました。この大会では、九州経済産業局長賞と沖縄総合事務局長賞を受賞し、見事全国ファイナルへの切符を手に入れました。彼女が持っているのは、最年少かつ唯一の女性参加者というプレッシャーですが、それを跳ね返す勇気を持って挑みます。
新たなビジネスモデルの提案
外間さんの提案テーマは「糸満の陸上養殖海ぶどう×観光の未来が、六次産業の課題を救う!」。これは、沖縄の陸上養殖海ぶどうを中心に、規格外品を新たな価値に転換するビジネスモデルです。具体的には、規格外の海ぶどうを化粧品市場など国際的な需要を見据えて活用しようとしています。特にフランスをターゲットに掲げ、販路の拡大を目指します。このように、生産、加工、販売、観光のすべてを結びつけた“六次産業モデル”は、沖縄の魅力を国内外で発信するための重要なステップです。
支援を受けた挑戦
外間さんの挑戦は、沖縄県の支援に加え、内閣府沖縄総合事務局や琉球ミライ株式会社からのバックアップも受けています。このような支援が、彼女の活動をさらに加速させています。また、決勝大会に先立ち、2月25日には沖縄総合事務局で受賞式が行われる予定です。
海ん道~uminchi~の魅力
外間さんの家族が運営する海ぶどうテーマパーク「海ん道~uminchi~」では、海ぶどうの摘み取り体験や朝採れ海ぶどうの直売、さらには生海ぶどうソフトなども楽しめます。沖縄の自然を感じることができるこの施設は、地元の魅力をぎゅっと詰め込んでおり、訪れる人々に新たな体験を提供しています。施設の近くには天然ビーチもあり、さまざまなアウトドアイベントも人気です。
期待される功績
外間さんは、母である代表の山城由希さんのもとで日々学びながら、将来的な事業展開に向けて準備を進めています。彼女の挑戦は、沖縄の海ぶどうだけでなく、地域経済全体に新たな風を吹き込む可能性を秘めています。これからの活動が注目されます。