山福の新商品で秋冬の厨房を支える
株式会社山福が、自社の業務用食材の新商品を2025年8月から秋冬向けに展開することを発表しました。これらの食材はプロの現場を念頭に置いて開発されており、仕込みの手間を削減しながら、見栄えや味の完成度にもこだわっているのが特徴です。
厨房の省力化を実現する新商品群
外食産業や中食市場では、今後ますます人手不足が深刻になると予測されており、調理人材の高齢化や厨房の省人化が急務となっています。ホテルや旅館、仕出し業などでは、少人数でも質の高い料理を効率良く提供する必要があり、その声に応える形で山福は新商品の開発に取り組みました。
山福の新商品は、「仕込み不要で、そのまま使える」「現場での手間を最小限に抑えつつ、見栄えや季節感を最大限に活かす」ことをコンセプトにしています。この新しいアプローチでは、あらかじめ一部加工された食材が活用されており、厨房の作業負担を大幅に軽減します。
商品ラインアップの紹介
ここでは、山福が販売を開始する新商品のいくつかを紹介します。
柿と胡麻のふくさ焼
この商品は、秋の味覚である柿と胡麻の風味が楽しめるふくさ焼です。すり身と卵をたっぷり使用した生地に、ホイップクリームと練り胡麻を加えてふんわり仕上げました。市田柿のダイスとチーズ、きのこのミックスを盛り込み、秋らしい彩りとコクを実現。
葛羽衣抹茶
香料や着色料を一切使わず、八女茶ペーストをふんだんに練り込んだ白あんを使った葛は、抹茶の豊かな香りと色味が際立っています。透明感のある葛生地で美しく包み、金箔で華やかさをプラスした一品。
むかご里芋万頭
山形産の「とろり芋」を使用した蒸し物で、風味を保ちながら軽くブランチングしたとろり芋に秋のきのこを加えました。生地にむかごを手作業で丁寧に乗せて仕上げ、優しい味わいが広がります。
かに甲羅贅沢グラタン
紅ズワイガニのむき身を贅沢に使用した濃厚なグラタンです。オニオンソテーの甘味と、粉チーズのコクが相まって、深みのある味わいに仕上げています。
海鮮点心「海鮮包子」
ぷりぷりの海老とたこを使用した点心で、もっちりとした皮が特徴。焼き物や蒸し物など、さまざまな調理法に合わせて楽しむことができます。
幅広い用途に対応
山福の新商品は、前菜やデザート、主菜まで多岐にわたる便利なラインアップで、ホテルや旅館、惣菜、宅配など、さまざまな現場でのニーズに対応します。
発売概要
山福の新商品は、令和7年(2025年)8月出荷分から順次販売を開始。業態は、ホテルや旅館、量販惣菜、宅配弁当、仕出し、ビュッフェなど多岐にわたります。商品は冷蔵・冷凍食品の形で提供され、業務用として利用することができます。
山福の理念
山福は「ごちそう」を提供する技術と時間の提供を目指す業者です。プロ向けの業務用食材製造にルーツを持ち、和食文化の継承・発展にも力を入れています。厨房の現場を支える新たなパートナーとして、ぜひ注目したい企業です。
詳しい情報は、公式サイト(
山福公式HP)をご覧ください。