フジッコウェルネスアワードが実現する新しい価値
フジッコ株式会社は2025年3月7日に、同社のパーパス・ビジョンに基づく第2回「フジッコウェルネスアワード」を開催します。このアワードは、社員の健康意識を高め、地域社会に貢献する取り組みを表彰するために設けられたものです。
アワード創設の背景
1982年に制定された社内表彰制度は、従業員の業務活発化や生産性向上を目的としていましたが、長年続く中でその意義が薄れていくという課題に直面していました。このため、2024年から新たに生まれ変わったのが「フジッコウェルネスアワード」です。
この制度では、単に成果だけでなく、その過程における取り組みも重視し、フジッコの掲げる『5つの健康』や『フジッコ2030』ビジョンの実現に向けた意識を高めることが狙いです。受賞者の事例が、他の従業員にとっての気づきとなり、社員全体の意識を改革することを目指しています。
認定された5つのテーマ
今回の野心的な試みでは、5つのテーマがパーパス賞として認定されています。これらは地域活性化や社員の育成を図るものです。特に注目すべきは、以下の3つのテーマです。
1. 北海道文教大学とのコラボ企画
このコラボ企画は、北海道の地域活性化を目的に、大学生が参加する形でアプローチされています。学生から提案された「ふじっ子煮」のアレンジレシピが販売されることで、フジッコのパーパスである『健康提供』『健康社会』の達成に寄与し、地域を盛り上げました。
2. フジッコ子ども参観日
子どもたちに保護者の仕事を見てもらうことで、社内コミュニケーションや家族の絆を深めるイベントです。この取り組みにより、栄養バランスについて学ぶ機会も提供され、さらには社員の意欲向上にも繋がりました。
3. 栃木県との健康づくりプロジェクト
栃木県の健康増進を目的としたプロジェクトでは、地域住民の健康を支えるために多くの取り組みが行われています。フレイル予防レシピの開発など、県民の健康寿命を延ばすための活動が評価されました。
意識改革と社員の成長
このウェルネスアワードを通じて、フジッコは社員一人一人が自己の成長を実感し、パーパスの実現に向けての意識を高めています。特に新入社員への手紙活動や、教育動画の作成は、社員がサポートし合う文化を育むことに繋がっています。
結びに
フジッコウェルネスアワードは、ただの表彰制度ではなく、社員が自らの価値を再認識し、積極的に地域社会に貢献することを促す機会です。今後もこのアワードが、健康的な社会を築く一翼を担うことを期待しています。