新たな体験!音楽座ミュージカルのバリアフリー公演
2025年12月19日、福島県いわき市で音楽座ミュージカルの参加型バリアフリー公演が開催されます。この公演は、皆が平等に舞台を楽しめるよう工夫された特別なもので、体感型・参加型の「ミュージカルシアターラーニング」として多くの参加者に新しい体験を提供します。
この素晴らしい企画は、株式会社ヒューマンデザインが主催し、公益財団法人福島県文化振興財団が後援する形で実施されます。前回の公演は大変好評で、参加者から「もっと頻繁にこうした機会を提供してほしい」という声が寄せられました。今回の公演は、その期待に応える形での二度目の開催となります。
バリアフリーの理念
参加者が抱える障がいに配慮し、手話通訳や字幕などのサポートを充実させています。物語の主人公である王子やキツネが客席に登場する際、俳優のそばでリアルタイムに手話通訳が行われ、同時に舞台上に設置されたスクリーンで字幕の表示も行われます。この工夫により、視覚や聴覚に不自由を感じる方々も、ミュージカルのストーリーを深く楽しむことができます。
また、事前に参加者からの要望を聞き入れ、演出や脚本も見直しを行いました。これにより、すべての人が共に楽しめる環境が整えられています。
ミュージカルシアターラーニングとは
音楽座ミュージカルが展開する「ミュージカルシアターラーニング」は、音楽を通じて観客が直接体験しながら学ぶことができるプログラムです。今回の公演では、『リトルプリンス』を基にしており、参加者は実際にストーリーの一部として作品に関与することができます。これはただの鑑賞を超えて、参加者が舞台の一助となり、物語の一部としての体験ができる貴重な機会です。
具体的な開催内容
公演は、2025年12月19日(金)にいわき芸術文化交流館アリオスのセキショウ中劇場で行われます。開演は13:00で、全体の観賞時間は90分(途中20分の休憩を含む)です。一般・大学院生・大学生・専門学校生の入場料金は1,000円、高校生以下は無料です。また、障がい者手帳を持つ方には、介助者用の500円チケットも用意されています。
この公演は、新しい形の舞台芸術の可能性を拓く挑戦でもあります。音楽座ミュージカルは1987年の設立以来、独創的なオリジナル作品を作り続けており、多数の受賞歴を持つチームです。
今後も、教育の場や企業研修の分野でも、その理念を生かした活動を継続し、さらなる発展を目指しています。
まとめ
この第2回バリアフリー公演が成功を収めることで、今後も日本各地で同様の取り組みが広がることを期待しています。音楽による共生の力を体験する機会として、一人でも多くの方々に訪れていただきたいイベントです。ぜひ、足を運んでみてください。