春の訪れと共に新たに生まれる「春包」
大阪・堀江に位置する和カフェ兼雑貨ショップ「koji zakka & cafe welala」では、春限定の風呂敷ラッピング企画『春包(はるづつみ)』を開始しました。このプロジェクトは、京都の染物職人である店の代表とその娘のコラボレーションによって実現しました。
京都の伝統を引き継ぐ
この『春包』は、昔に手染めされた反物をリサイクルし、すべて一点ものの風呂敷として再生されます。春の節目に「想いを包む」という新たな贈り方の提案を行い、welalaの店頭でラッピングサービスとして利用できるようになっています。「包み」という形で贈ることで、一時的なラッピングから日常で使えるアイテムへの変化を体験できます。
春は贈り物に最適な季節
卒業や入学、異動など、春は多くの人々が特別な気持ちを伝える時期です。welalaでは、使い捨ての包装ではなく、長く使える風呂敷にその気持ちを託すことができる提案をしています。『春包』は、贈る瞬間だけではなく、受け取った後も日常生活に彩りを加えるラッピングとしての役割を果たします。
とある一言が生んだアイデア
この企画のスタートを切るきっかけとなったのは、あるお正月の言葉でした。帰省した際に父から「春色の風呂敷も、綺麗やと思うよ」と語られた一言が、静かなかけらとして娘の心に響きました。その会話が、長い間忘れ去られていた反物たちを春の色に染め直す契機となり、父と娘の温かな関係を反映した『春包』が生まれました。
一点ものの魅力
「春包」で使用される風呂敷は、全て手染めであり、同じ柄や色合いのものは存在しません。使い終えた後は、ランチクロスやスカーフ、小物包みなど、様々に再利用できるのが大きな魅力です。「使い捨てない贈り物」を通じて、贈る人の気持ちが受け取る人の日常へと繋がります。
風呂敷文化と発酵文化の共通点
welalaは、麹や発酵食品を中心にするカフェとして、伝統的な技術と現代的なライフスタイルの融合を目指しています。手間暇かけることで育まれる価値を大切にしており、風呂敷を使った贈り方もその一環です。『春包』は商品であるだけでなく、日本の伝統文化と感性を現代に生かす象徴でもあるのです。
今後の展望
今後は季節ごとに異なる風呂敷企画の展開も考えているとのことです。この親子の取り組みが、伝統文化を未来へとつなぐ架け橋となることを期待しています。
『春包』に興味を持たれた方は、ぜひwelalaを訪れてみてはいかがでしょうか。新しい贈り物の形と、心温まる親子の物語に触れることができるかもしれません。