インクルーシブデザインの新たな挑戦
この度、大阪・梅田の「Blooming Camp」にて、「オールライトDAY2025@OSAKA」が初めて開催されました。主催は、フェリシモの「オールライト研究所」。このイベントは、障がいや得意・不得意を持つ人々も含め、すべての個性を尊重したインクルーシブデザインによるファッションと雑貨の魅力を体験できる場となっています。
イベントは5月10日(土)に行われ、多様なクリエイターや団体が一堂に会し、自ら企画した商品や体験アイテムを展示しました。今回、西日本で初の開催となったこのイベントには、約50名の参加者が集まり、活気にあふれた雰囲気が漂いました。
「そのままでいい、そのままがいい」
このイベントのテーマである「そのままでいい、そのままがいい」は、参加者が自分自身を受け入れ、さまざまなスタイルや機能性を楽しむことができる社会を目指していることを象徴しています。参加者からは、「実際に商品を見ることができてよかった」といった声が多く寄せられ、想いを共有し合う場となりました。
各ブースの魅力
会場にはフェリシモの他にも、5団体がブースを出展し、それぞれの取り組みを紹介しました。以下は一部の出展内容です。
- - フェリシモ オールライト研究所: 裏表のないウェアや、片手で着られるアイテムが並ぶ。特に、誰にでも優しいファッションの紹介が魅力的。
- - アルトタスカル: 子供向けの「ぜんぶおもて」デザインの洋服を展示。前後や裏表がわかりにくい、使いやすさを重視したアイテムが印象的です。
- - PLAYWORKS: ロービジョン体験を群するメガネを使った体験会は、視覚障害の方々に対する理解を深めるきっかけとなりました。
- - ミーツ・ザ・福祉: 地域の福祉に取り組む様々な活動をアピール。交流の場としても活用されました。
- - YEW BERRY: 車いすユーザーと共同制作したアイテムで、着心地とデザイン性を兼ね備えています。
トークセッションでの交流
また、トークセッションも行われ、各団体の代表者が壇上に立ち、それぞれの取り組みについて語り合いました。参加者たちは、「出展者の心意気をもっと聞いてみたかった」と意欲的な意見を交わし、交流が非常に盛んでした。
イベント全体を通じて、参加者同士がつながりを持ち、インクルーシブデザインの大切さを再認識する貴重な機会となったようです。多くの方が、今後の開催を望む声を上げていました。
未来への第一歩
イベントの最後には、各団体が「そのままでいい、そのままがいい」の精神を強く訴え、これからの社会に求められるインクルーシブデザインの価値を広める素晴らしい場となったことが印象深い結果となりました。参加者の顔には満足感があふれ、多様な個性が受け入れられる社会への第一歩が踏み出されたのです。
今後もこのような取り組みが活発に行われていくことを期待せずにはいられません。