2025年のカレー物価が急上昇!家庭の食卓に影響大の最新情報
2025年10月、カレーライスを家庭で楽しむための物価が急激に上昇し、1食あたり451円に達しました。これは前年同月の371円から約80円、21.6%の増加で、過去10年で最も高い水準となりました。この物価の上昇は、米や野菜の価格が影響しており、特に夏の不作による野菜価格の高騰が鍵を握っています。
カレー物価指数の計算方法
株式会社帝国データバンクが発表した「カレーライス物価指数」は、カレーライスの主な原材料に加え、調理に必要な光熱費などを基に算出されています。この指数は、2020年の平均を100として推計し、2025年10月には164.7に達しました。指数が160台を2カ月連続で記録するのは、2025年5月から6月以来のことで、物価の高騰傾向は続いています。
カレーライス物価の内訳
カレーライスの価格上昇に最も寄与しているのは、カレー具材(肉や野菜)で、こちらは217円(前年同月201円)と大幅に上昇しています。特にタマネギやジャガイモは高温と少雨の影響を受け、供給が減少し、価格が跳ね上がっています。また、輸入牛肉も円安や国際的な需要の高まりにより、価格が上昇しています。
ごはんの価格も同様に上昇し、203円となり、前年同月から61円の値上がりを記録しました。200円を超えるのは2015年以降初めてで、コメ不足が影響しています。さらに、カレールーも価格が上昇し、市販のルーや食用油が影響を与えています。光熱費は前月から変動がありませんが、全体的なコストは増大しています。
今後の見通し
今後のカレーライス物価は、2025年10月には460円台に達するとの予想が立てられています。これは2015年以降での最高値であり、消費者への影響が懸念されています。特にコメの価格が急反発しており、コメ農家に支払う金額が増加していることが、価格上昇の主な要因となっています。さらに、北海道産のタマネギなど、値下がり要因が見当たらず、全体的な食材価格は依然として上昇傾向が続くとみられています。
このように、家庭のカレーライスがますます高価になる中、私たちの食卓も影響を受けざるを得ません。カレーを楽しむための新しいアイデアや工夫が求められているのかもしれません。今後の物価動向に注目が必要です。