北海道奈井江町の新手土産「ないえのらすく」登場
北海道空知郡に位置する奈井江町で、新たな特産品「ないえのらすく」が誕生しました。このラスクは、用途の多いトマトを主成分として、町の魅力を引き出した手土産として開発されました。特に注目されるのは、奈井江町で生産される濃厚無塩トマトジュースを贅沢に使用し、選りすぐりの素材で作られている点です。
この商品は、奈井江町にとって重要な一歩となりました。昔から人気だった米やトマト等の特産品が存在しながら、それを使った手土産が少なかったことは町の課題でした。そこで、「トクサンヒンチーム」と呼ばれる役場職員を中心としたチームが立ち上がり、商品開発に取り組むこととなったのです。
「お菓子喫茶 みうら」とのコラボレーション
奈井江町での開発プロジェクトにおいては、北海道東川町にある人気の菓子店「お菓子喫茶 みうら」が協力しています。昨年7月にオープンしたばかりのこの店は、オーナーの内山智之さんのパティシエとしての豊富な経験を生かし、非常に高く評価されています。内山さんとその妻の朋子さんのもと、この新たなラスク作りが始まりました。「奈井江のトマトの魅力をもっと知ってもらいたい」という思いから、試行錯誤を重ね、トマトの風味を生かしたラスクが誕生したのです。
こだわり抜いた味わい
「ないえのらすく」は、トマトを使った2つのフレーバーを提供しています。
1.
バターシュガー味:トマトの自然な甘みとほどよい酸味をバターシュガーで包んだ、まろやかで食べやすい一品。
2.
バジルチーズ味:トマトの旨みを引き立てつつ、バジルとチーズの爽やかな風味を感じられる、ちょっと大人向けのスナックです。
この2種は、4月29日から5月5日まで開催される「ないえさくら祭り」にて、期間限定で販売されるので、訪問の際にはぜひチェックしてみてください。また、今後は箱に入ったギフトセットも発表される予定とのこと、これらは手土産としても喜ばれるでしょう。
地域活性化のための新たな挑戦
このプロジェクトは、奈井江町の魅力を広く知ってもらうことも目的の一つです。特産品の開発を通じて、地域資源の活用と観光客の誘致を図り、町の経済の活性化を目指しています。小さな町でもこのような取り組みから、地域のファンを増やしていくことが期待されています。
さらに、すべての材料にこだわり、ラスクの基盤となるブリオッシュも丁寧に手作りされています。その作業には町内の人々も関わり、地域全体での協力も感じられるプロジェクトです。
未来への展望
奈井江町は、これからも新しい特産品の開発や発信を続け、市に住む人々が誇れる魅力溢れる地域作りを目指しています。「ないえのらすく」はその第一歩となり、多くの人に奈井江町の存在を知ってもらうきっかけとなるでしょう。新たなファンが増えることを願い、今後も注目の地域創生プロジェクトとして進められていくことでしょう。