茨城県つくばの「ごきげんファーム」が新パッケージを発表!
茨城県つくば市に位置する「ごきげんファーム」が、障害を持つスタッフによる平飼い卵のパッケージを全面的にリニューアルし、2025年4月より販売を開始します。この新しいパッケージデザインは、著名なイラストレーター福田利之氏の手によるもので、鶏と人が共存する温かな世界観が表現されています。
新パッケージの魅力とは?
新しく生まれ変わるパッケージでは、「ごきげんファーム」の理念を視覚的に伝えることに重きを置いています。福田氏は、スタッフと鶏の関係性をイラストで描くことで、シンボル的なメッセージを伝えています。
「生産者の皆さんとニワトリが一緒になって作った、美味しい卵。寄り添うイメージを表現しました。」
(福田利之氏のコメント)
新パッケージは、10個入りの卵(500円・税込)と6個入りの卵(300円・税込)で販売されます。これにより、より多くの人々に「ごきげんファーム」の卵を手に取ってもらえることを願っているとのことです。
障害のあるスタッフが活躍する「ごきげんファーム」
「ごきげんファーム」は、NPO法人ユアフィールドつくばが運営している就労継続支援B型事業所です。ここでは、障害のあるスタッフが農業や養鶏に従事し、農福連携の新しい形を模索しています。養鶏部門では、約20名のスタッフが日々、餌やりや卵の回収、洗卵、パッケージングなどの作業に携わっています。
当ファームの養鶏事業は、天候に左右されにくく、安定した作業環境を提供するという利点があります。また、鶏とのふれあいによるアニマルセラピーの効果も期待されています。
餌づくりから始まるこだわりの養鶏
「ごきげんファーム」では、約1,500羽の鶏が平飼い方式で養育されています。この方式は、鶏の本来の行動を尊重し、屋内外を自由に行き来させることで、ストレスの少ない環境を提供しています。また、毎朝大豆を炊き、地域の材料を使って餌を作ることにもこだわっています。
このように、地域資源を活かした取り組みは、持続可能な養鶏の実現にもつながっています。生まれる卵は、青味のある卵黄が特徴で、すぐに多くの飲食店でも活用されています。特にミシュラン星付きの店舗でも採用されるなど、その品質の高さが評価されています。
イベント情報
「ごきげんファーム」では、毎月一般の方々を対象とした採卵体験イベントも開催されています。参加者は、実際に鶏舎に入り、その日の朝に生まれた卵を10個集めて持ち帰ることができます。これを通じて、農業や福祉の現場との密接な関わりを体験することができます。他にも野菜の収穫やハーブ教室など、多彩なイベントが行われており、詳細はユアフィールドつくばのホームページで確認できます。
新たに生まれ変わる「ごきげんファーム」の平飼い卵のパッケージは、心温まるストーリーを伴って、あなたの食卓に届きます。ぜひ手に取り、大切な人と一緒にその味を楽しんでみてください。