ワコールが実施した「キッズお仕事体験」
株式会社ワコールホールディングスが展開する「キッズお仕事体験」が、2025年12月13日(土)、14日(日)の2日間にわたり、京都市の本社で開催されました。このイベントは、地域企業と連携し、子どもたちに働くことの喜びや重要性を伝えるためのプログラムです。京都府内の子どもたちが対象となり、実際の仕事を体験することで将来の職業選択の一助になればとの思いから企画されました。
参加した子どもたちと特別ゲスト
イベント初日、約170名の親子が参加し、ワコール製品の製造過程で出る廃材を使った「かわいいものづくり」体験を通じて、アップサイクルの楽しさを学びました。そして、イベントの2日目には、西脇隆俊京都府知事が来場し、子どもたちとともにヘアゴムを作るワークショップに参加しました。知事は、子どもたちが楽しそうに制作に取り組む姿に感銘を受けていたと述べています。
ワークショップの内容
「キッズお仕事体験」では、子どもたちに「ワコールにデザイナーとして働くこと」をテーマにした講座が行われました。子ども向けインナーがどのように作られるのか、その企画過程や製品に込められた想いをクイズ形式で学ぶことができるカリキュラムが組まれていました。知識を得た後、実際にヘアゴム制作に挑戦!これにより、子どもたちは「楽しい」「できる」と感じながら、自分の想いを形にする力を育んでいきました。
地域社会とのつながり
イベント終了後、参加者たちが本社の1階に設けられた「Museum of Beauty」を見学し、ワコールの長い歴史やものづくりの過程に触れました。知事との意見交換会では、子育て世代に向けた情報発信の方法や、子どもたちの未来にどのようにつながるかが話し合われました。意見交換会では、子どもたちが幼少期から多様な仕事に触れることで、将来の夢や価値観を広げる重要性が再確認されました。
今後の展望
西脇知事からは、ワコールの開催への感謝の言葉が述べられ、今回のイベントが子どもたちにとって貴重な経験となったことが強調されました。ワコールは、地域社会や企業との連携を深めながら、今後も子どもたちの学びと成長を支援し、ものづくりの魅力を伝える活動を続けていく意向を示しています。
このように、ワコールの「キッズお仕事体験」は、子どもたちにとって貴重な体験の場となるとともに、地域全体の未来を見据えた取り組みの一環として位置づけられています。子どもたちが夢に向かって飛躍できるよう、今後の活動にも注目していきましょう。