パルミジャーノ・デー
2025-10-29 19:00:24

復興のストーリーを味わう特別な祭典「パルミジャーノ・レッジャーノ・デー」

歴史的な祭典が東京で開催



2025年10月27日、東京・銀座のイタリアンレストラン「ジャッジョーロ銀座」で、「パルミジャーノ・レッジャーノ・デー in 東京」が開催されました。この記念日が誕生したのは、2012年に起きたイタリア・エミリア=ロマーニャ地震を受けてのこと。それ以来、世界の人々が支持を示してきた「パルミジャーノ・レッジャーノ・デー」の特別なセレブレーションが、日本で初めて実現しました。

地震を乗り越えた絆


このイベントは、地震によって36万個ものパルミジャーノ・レッジャーノが損壊したという歴史的な出来事から始まりました。シェフのマッシモ・ボットゥーラ氏の活動を通じて、世界中の多くの人々がこの地域を支援し、新たな絆が築かれました。

特別な体験


イベントのオープニングを飾ったのは、プロフェッショナルたちによる伝統的なチーズカットセレモニー。巨大なホール状のパルミジャーノ・レッジャーノを専用ナイフで丁寧に開封する様子に、参加者たちは驚きの声を上げました。日本では見ることができない職人技が目の前で披露され、パルミジャーノ・レッジャーノの奥深い魅力が伝わりました。

その後、チーズ文化の第一人者である本間るみ子氏が登壇し、パルミジャーノ・レッジャーノの歴史や美味しさについて解説しました。彼女の豊かな知識と経験は、参加者にとっても貴重な情報源となり、チーズへの理解を深める機会となりました。

フード&テイスティング


セレモニー後は、パルミジャーノ・レッジャーノを使用したフィンガーフードが振る舞われるほか、日本酒とのペアリングを楽しむテイスティング体験も用意されていました。特に、ボットゥーラ氏が推奨した「リゾット・カチョ・エ・ぺぺ」のデモンストレーションと試食は、参加者たちにとって心に残る瞬間。チーズ生産者への感謝の気持ちとともに、その味わいを楽しむことができました。

未来に向けて


このイベントは、9月の大阪万博の盛り上がりを受けて、日本市場でのパルミジャーノ・レッジャーノの認知度を高めるための重要な一歩です。今後も、クラフトマンシップと地域貢献を訴えていくことで、日本全国にその魅力を広げていく計画が進んでいます。

パルミジャーノ・レッジャーノの魅力


パルミジャーノ・レッジャーノは、1,000年以上の歴史を持ち、特定地域内のみで生産されるチーズ。生乳、食塩、レンネットだけが原材料で、添加物の使用は一切禁じられています。この厳しい基準によって、パルミジャーノ・レッジャーノが高い品質を保つことができています。すべての製造工程は、その特定の地域内で行われ、牛は地元の牧草を食べて育つため、味わいが深まります。年間約16万トンが生産され、その中の約7万トンが世界各国に輸出されています。

この素晴らしいチーズを身近に感じ、味わい、支援の意義を学んだ特別な一日でした。パルミジャーノ・レッジャーノの魅力をさらに広めるために、これからも応援していきたいと思います。


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