カラオケ業界の新風！タカハシがシフト管理を効率化するシステムを導入

北海道を中心にカラオケチェーン「カラオケ歌屋」を展開する株式会社タカハシが、シフト管理システム「らくしふ」の導入を進めています。この施策は、同社の店舗運営の効率化だけでなく、従業員の働きやすさや満足度を向上させることを目指しており、うまく運営されることでカラオケ業界全体に新しい流れを生み出すことでしょう。

導入背景

タカハシは、ユニークなコンセプトでカラオケ事業やアミューズメント事業を展開しており、常に顧客に楽しさを提供しています。ですが、80店舗以上を運営する同社は従来のシフト管理方法に悩んでいました。店舗長がパートナーからの希望シフトをLINEや紙で受け取る、エクセルに手入力する、再度共有フォルダにアップロードするという過程は非常に手間がかかり、特に作業工数の面での課題が浮き彫りになっていたのです。

このプロセスでは、店舗あたり30名以上のパートナーの希望を集めるだけで大きな労力がかかっていました。そのため、シフト管理業務全体に毎月20時間も割かなければならず、本部と店舗間のやり取りも煩雑でストレスがかかっていました。

そのため、タカハシは本部、店舗長、そして従業員全員が関わりやすいシフト管理の改善を目指しました。まずは5店舗で試験的に「らくしふ」を導入してみた結果、パートナーたちからは「もう紙で提出しなくていいんですね！」という喜びの声が上がり、シフト作成の効率化が実感されて順次導入店舗を拡大しています。2025年には全57店舗への本格導入に向かっています。

導入後の変化

タカハシの店舗では、シフト作成時間が毎月20時間から半減。これにより、本来注力すべき人材育成や接客の質向上に時間を振り分けることができました。従業員の満足度や顧客満足度の向上にもつながっています。

また、リアルタイムで人件費が把握できるようになったことで、店舗長はコスト管理の意識が向上しました。さらに、スマートフォンからもシフト更新が可能になり、欠勤の対応がスムーズになりました。日常業務においても、シフト表上でのメモ機能を使うことでパートナーとのコミュニケーションが容易になり、信頼関係の構築にも寄与しています。

その結果、本部の給与計算業務も「らくしふ」を利用することで効率化され、各店舗の最新情報がリアルタイムで更新されるようになりました。完成度の高いサービスの導入で、タカハシは大きな進化を遂げているのです。

ご担当者の声

タカハシの営業部店舗運営サポート課の菅原舞さんは、このシステムを利用することで「自動でシフトを作成してくれるなんて、すごい」と感動したと明かしています。顧客満足度と従業員満足度の両方を向上させるために、最新ツールを積極的に活用する考え方を示しています。

また、カラオケ歌屋の札幌すすきの南4条店の主任である大島きらりさんも、「らくしふ」により店舗長としてのマネジメント力が向上したと評価しています。「メモ機能では、思いを伝えることができ、チームのコミュニケーションが豊かになっている」と語っています。