ゼスプリ社の公開確認会
2025-04-11 10:41:18

ゼスプリ社の有機キウイ公開確認会がついに実現!日本とニュージーランドの絆を深める

ゼスプリ社の有機キウイ公開確認会がついに実現



2025年3月、ニュージーランドのキウイフルーツ生産・販売会社「ゼスプリ・インターナショナル」が、パルシステム生活協同組合連合会の役職員や利用者を迎えて、初の「公開確認会」を開催しました。この会では、日本の生産者と連携して進められる有機農法の実施状況を確認するため、農場の視察が行われました。

20年の絆から生まれたこの会



東京、神奈川、千葉、埼玉から集まった利用者たちは、パルシステムが産直提携を結ぶ産地の安全性や環境持続可能性を見極めるために、ゼスプリ社の農場を訪問。実は、ゼスプリ社との取引は2005年に始まり、2012年には正式な産直提携が結ばれました。このような長い関係に基づき、今回の公開確認会が実現したのです。

生態系を活かした有機栽培



ゼスプリ社の生産者たちは、ミミズや微生物を活用して土壌を管理し、彼ら独自の生態系を基にした有機フルーツ栽培を行っています。訪問には、日本国内の生産者も同行し、実際にこれらの技術を目にする機会となりました。

公開確認会当日は、視察した農地や品質管理の体制についてのオンライン配信も行い、日本の役職員や利用者たちが遠隔からでも参加しました。実に164のアカウントがこの配信に接続したのです。

理念の共有とともに進むパートナーシップ



参加者はゼスプリ社の理念や事業戦略、環境への取り組みについてのプレゼンテーションを受け、生産者が直接語る場面もありました。事前に講習を受けた利用者は、農場やパッキング施設を視察し、地域環境に配慮した生産の様子を見学。監査や栽培基準などの点検項目を通して、両者の理念がどのように合致しているかを確認しました。具体的には以下の項目が監査されました:

1. 理念と事業内容
2. 組織の運営や意思決定
3. 栽培基準の遵守
4. 実践的な栽培手法
5. 労働安全と出荷体制
6. 持続可能な手段の追求

ゼスプリ社の専務理事である渋澤氏は、「産直提携の本質は、お互いの知恵を出し合い、信頼に基づくパートナーシップを築くことです」と述べ、さらに生産者と消費者の信頼関係を深める重要性を語りました。

日本市場における有機キウイのポテンシャル



現在、日本はニュージーランド産のキウイフルーツの有機栽培において、シェアは約5%といわれています。パルシステムでは、この市場での販売が先導している状況です。ゼスプリ社の有機キウイ担当者、トレーシー・アームストロング氏は、「消費者が生産現場を訪れる機会は貴重であり、この訪問を光栄に思います」と述べ、相互理解の重要性を強調しました。

未来への一歩



パルシステムは、2025年の国際協同組合年に向けて、さらに生産者と消費者の協力関係を強化し、持続可能な農業の発展を目指しています。これからも安全でおいしい有機キウイの供給を通じて、ゼスプリ社と共に成長を続けていくことでしょう。日本とニュージーランドの深い絆は、今後ますます強固になるに違いありません。


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