坂元のくろず、歴史ある黒酢伝統製法の新たな挑戦!
鹿児島県の霧島市に位置する坂元醸造株式会社が誇る“坂元のくろず”が、2025年秋の仕込みを9月1日に開始することを発表しました。この黒酢は、江戸時代後期から続く伝統的な製法で作られており、現在まで200年以上の歴史を誇ります。
坂元醸造の歴史と伝統
坂元醸造は、福山町で壺を用いた米酢づくりを始め、太陽の力と微生物の働きを最大限に活用した独自の製法を守り続けています。この製法は、壺の中でじっくりと熟成されることで、風味豊かな黒酢が生まれます。今回の秋の仕込みでは、熟練の職人がひとつひとつの壺に心を込めて作業を行い、黒酢作りを行います。
秋の仕込み、そしてその特異性
仕込みは毎年9月から10月末まで行われ、この過程を取材することも可能です。九州の自然環境が育むこの酢の製造は、他のどこでも行えない特別なものです。黒酢は、黒米から醸造されるため、通常のお酢と比較して色と風味が異なり、完全に自然の恵みによって作られています。
黒酢名付け秘話
「くろず」と名付けられたのは1975年のこと。5代目の坂元昭夫が、地域で作られるお酢の魅力を広めるために、特別な名前をつけようというアイデアが生まれました。「くろず」という名は、壺の中で熟成されることで色が深まる特徴に由来しています。この名は、製品の特徴を表すだけでなく、その後の評価の高まりにも一役買いました。
研究と挑戦の継続
坂元醸造では、「人類の美と健康に奉仕する」という理念のもと、黒酢の健康効果に関する研究を続け、16の大学と共同研究を進行中です。その結果、黒酢の機能性が科学的に裏付けられ、多くの人にその可能性が注目されています。
新たな施設と魅力の向上
2025年2月には、直営の「坂元のくろず壺畑情報館&レストラン」が新たに「黒酢ガーデン壺畑SHOP&RESTAURANT」としてリニューアルオープンします。この施設では、黒酢の魅力をさらに引き出し、訪れる誰もが心地よく感じる空間を提供することを目指します。
海外展開と製品化
さらに、坂元醸造は福山工場のISO22000およびFSSC22000の認証を取得し、品質管理の強化にも取り組んでいます。この取り組みは、国内外での市場拡大を目指し、品質の高い製品を提供するために欠かせないものです。
お問い合わせ先
坂元醸造の製品や取材に関しての問い合わせは、以下の連絡先までお願いいたします。
坂元醸造株式会社
総務部西
TEL: 099-258-1777
公式サイト:
坂元醸造
伝統と革新が融合した坂元のくろず。これからの挑戦に目が離せません!