ぴあ関西40周年記念 七月大歌舞伎と船乗り込みの魅力
毎年夏の風物詩となっている「七月大歌舞伎」が、今年も大阪で開催されます。この伝統的な舞台芸術の華やかさを体験するチャンスに、是非参加してみてはいかがでしょうか。2023年の今夏、ぴあ関西40周年を祝う特別なイベントが行われることが決定しました。
歴史ある歌舞伎の魅力
「七月大歌舞伎」は、上方歌舞伎の感染力をもつ名演目の数々が上演される舞台で、今年は久しぶりに出船する「ぴあ船」にも注目です。特に、片岡仁左衛門、中村鴈治郎、そして中村扇雀など、名だたる俳優たちが集結し、ベテランから若手までのオールスターキャストが豪華に舞台を彩ります。
毎年行われる「船乗り込み」も注目のイベントです。江戸時代から続くこの伝統的な行事では、歌舞伎俳優たちが江戸や京都から大阪に到着する際に行うもので、観衆と共にその風情を楽しむことができます。今年は20年ぶりに出船する「ぴあ船」が特別に用意され、ファンの心を掴むことでしょう。
舞台の見どころ
この舞台には、数々の魅力的な演目が組まれています。たとえば、『羽根の禿(はねのかむろ)』では、六代目尾上菊之助が遊女見習いの役を演じ、江戸吉原の一幕を幻想的に表現。
また、『うかれ坊主(うかれぼうず)』では、八代目尾上菊五郎が江戸時代を舞台にした滑稽な芸を披露します。その高い技術が求められる踊りは、観客に忘れがたい印象を残すことでしょう。
他にも、『梅雨小袖昔八丈(つゆこそでむかしはちじょう)髪結新三』では、八代目菊五郎が小悪党役を演じるなど、江戸世話物が持つ独特の魅力を存分に堪能できます。さらに、『土蜘(つちぐも)』は、舞踊劇の名作として名高く、八代目菊五郎が和尚の役に挑む姿は見逃せません。
日時と場所
七月大歌舞伎は、2023年7月5日から7月24日まで大阪松竹座にて開催されます。特に、初日の開演前には「船乗り込み」が行われるため、ぜひその瞬間をお見逃しなく。先着のチケットは販売中で、購入は公式サイトから可能です。
船乗り込みの詳細
「船乗り込み」は、7月1日(火)13:30集合、14:20出航予定です。本町橋船着場が集合場所となっており、観客は歌舞伎俳優が乗る船に続いて、その伝統的な雰囲気を味わえます。音楽の中で、夏の風情を存分に体感してみましょう。
チケットの抽選申込みは、7月18日(水)11:00まで受け付けていますが、対象者は七月大歌舞伎のチケット購入者に限られますのでご注意ください。興味のある方は、早めに申し込みしましょう。
この夏、ぴあ関西40周年記念として開催される七月大歌舞伎と船乗り込み、ぜひあなたもその伝説の一部を体験してみてください。歌舞伎の魅力が詰まった特別な時間が待っています!