缶詰利用に関する調査結果を深掘り
近年、缶詰は私たちの食生活に欠かせないアイテムとして広く利用されていますが、マイボイスコムが実施した最新の調査によると、缶詰を月に1回以上購入する割合は約45%となり、2022年の調査と比較して減少傾向にあることがわかりました。一方で、非常用食品としての缶詰の備蓄は約4割の家庭において行われており、特に高齢女性層ではその比率が高まっていることが特徴的です。
1. 人気の缶詰種類
調査によると、直近1年間でよく利用された缶詰の種類は、
魚介類の素材缶詰が61.3%とトップの座を占め、次いで
魚介類の加工・調理缶詰が43.5%、
野菜・豆類の素材缶詰が32.2%を記録しました。また、魚介系は高年代層から特に支持されており、女性の50代から70代にかけては野菜系の缶詰の利用が高い傾向が見られます。
2. 買い物で重視されるポイント
缶詰を購入する際、最も重視されているのは
価格で、73.2%の人がこの要素を挙げています。次いで
味が64.3%、
原材料や容量、サイズは各40%近くの人に重視されています。このように、価格や味はもちろんのこと、健康志向の高まりから原材料の確認が重要視されるようになってきていることがわかります。
3. 購入理由と常備缶詰
缶詰の購入理由としては、84.9%もの回答者が
保存性の高さを挙げ、続いて44.5%が
価格の手ごろさを挙げています。特に高年代層では、保存が効くことやそのまま食べられる手軽さが重要視されているようです。家庭でよく常備されている缶詰には、52.1%の人が
ツナ缶と回答し、他には
さばや
コーンが人気です。
4. 非常食としての利用
非常用食品として缶詰を備蓄している家庭は4割に達しています。その中で、普段の食事としても利用する「ローリングストック」を行う家庭は32.9%で、特に女性の高齢層にその傾向が強いことが特徴的です。地域別にみると、中国や九州において非常用缶詰の備蓄が少ないという現象が見受けられます。
5. みんなの缶詰ライフ
回答者からはさまざまな缶詰に対する愛着や食べ方が寄せられています。例えば、「さんまの蒲焼きを丼に乗せて食べるのが最高」や、「トムヤムクンツナの缶詰の辛さが好き」という意見があり、缶詰はただの非常食ではなく、毎日の食卓を彩る美味しいパートナーとしても存在していることが浮き彫りになりました。
このように、缶詰が日常の食生活に取り入れられると同時に、非常時の備えとしても重要な役割を果たしている現状が調査結果から読み取れます。これからも、缶詰の利用は続いていくことでしょう。
結論
缶詰は、その保存の効き目や便利さから多くの世代に支持されています。今後、ますますその魅力を発信し、家庭に常備されることが期待されるでしょう。