国産チーズの挑戦
2025-10-06 12:02:56

第37回World Cheese Awardsに挑む国産ナチュラルチーズの魅力と出品リスト

第37回World Cheese Awardsに挑む国産ナチュラルチーズの魅力



2025年11月、スイスのベルンで開催される「World Cheese Awards」が、今から楽しみなイベントの一つです。この国際チーズコンテストには、毎年多くの国から様々なスタイルのチーズが集まり、世界中のチーズ愛好家やバイヤーに注目されています。今年の出品について、NPO法人チーズプロフェッショナル協会の取り組みを通じて、日本の国産ナチュラルチーズがどのように評価され、世界に挑むのかをご紹介します。

日本のナチュラルチーズの躍進



これまで日本は、チーズの生産地としての認知度が低かったですが、近年ではその品質や多様性が評価され、国際的なコンテストでも毎年高い評価を受けています。昨年度のWorld Cheese Awardsでは、出品したチーズが21品の受賞を果たし、その名は世界に広まりました。この受賞歴は、日本のチーズ工房にとって大きな励みとなり、販売数の増加や新商品の開発につながっています。

今年も約50ヵ国から5000品がエントリーする見込みで、日本からは選抜された48品が出品されます。これらのチーズは、北海道から九州まで、17エリアの40の工房から集められたものです。

出品チーズの魅力



以下は、出品予定の一部チーズリストです。

  • - 北海道:
- タカラのタカラ(チーズ工房タカラ)
- セミハード二世古 楓(ニセコチーズ工房)
- 江丹別の青いチーズ(ブルーチーズドリーマー)
  • - 岩手県:
- チーズの赤ちゃん(たまやま温泉Lab)
- ほたる(くずまき高原牧場)
  • - 東京都:
- bijin -八丈フルーツレモン-(エンケルとハレ)
- さけるモッツァレラ(CHEESE STAND)

これらのチーズは、国内の主要なコンテストで上位入賞したものをもとに選ばれました。各工房は、その地域特有の素材を活かしながら、革新的な取り組みをしています。

世界に通用する技術と味



今年の審査員は、英国在住のチーズ専門家、マティス可奈子氏をはじめ、約250名の専門家が予定しています。日本のナチュラルチーズについて、「技術力が高く、丁寧に作られている」と評価しており、特に日本らしさを感じさせるチーズが増えている点が印象的です。

マティス氏は、「チーズはその土地の気候や風土が映し出される農産物であり、今後も日本の個性を発揮したチーズが増えることを期待しています」と述べています。特に、桜や日本酒を使ったチーズなど、独自のアプローチが注目されており、伝統的な技術の革新が感じられます。

まとめ



11月に行われるWorld Cheese Awardsは、日本のナチュラルチーズがその存在を更に確かなものにするための重要な機会です。全国から集まったチーズが国際的な舞台でどのように評価されるか、今から楽しみです。ぜひ、出品予定のチーズをチェックし、気に入ったものがあれば試してみてください。毎年進化を遂げる日本のチーズ、これからも目が離せません!

出品チーズの詳細はこちら




画像1

画像2

関連リンク

サードペディア百科事典: World Cheese Awards 国産チーズ ナチュラルチーズ

トピックス(グルメ)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。