白糠町のキクラゲ
2026-07-30 11:11:15

北海道白糠町「カルㇱの森」でキクラゲ栽培が進化、過去最高の収穫量を達成

北海道白糠町に新たな特産品が誕生!



北海道・白糠町に位置する「カルㇱの森」。ここでは、国内でも珍しいキクラゲの収穫が始まります。「カルㇱ」はアイヌ語で「きのこ」を意味しており、この地域の自然を生かした栽培方法が話題になっています。2022年に130本の菌床からスタートしたキクラゲ栽培は、年々規模を拡大し、2026年には約900本まで増加する見込みです。今年は、その歴史の中で最も多くの収穫量が予想されており、白糠町の新しい特産品として大きな期待を寄せられています。

異業種からの挑戦、黒田朋枝さんの想い


「カルㇱの森」を運営する黒田朋枝さんは、もともと自動車部品会社を経営している異業種の起業家です。彼女がキクラゲ栽培に乗り出した理由は、業界の未来を見据えた新たなビジネスの模索から始まりました。「自動車業界の将来を考えると、新しい事業を模索しなければならない」と語る朋枝さんは、経営者向けの情報雑誌で岐阜県のきのこ栽培の実施例を知り、興味を持ちました。

朋枝さんは、岐阜県の現場を訪れ、そこでの自然開放農法に心を動かされたそうです。「ハウスは大きく開放され、自然の風を通しながらきのこの力を引き出す栽培法に触れ、私も挑戦してみたいと感じました。」

実家を活かしてキノコ栽培のスタート


「カルㇱの森」は朋枝さんの実家がある土地で始まりました。この土地は以前、酪農を営んでいた広大なものでしたが、約数十年の間離農状態が続いていました。「キクラゲは高温多湿な環境を好むため、北海道では難しいと言われていましたが、夫の力を借りて手作りでハウスを建て、岐阜から取り寄せた菌床を使って栽培を実験しました。その結果、予想以上に良く育ったのです。」

白糠町は太平洋に面しており、背後には広大な山林があります。この地域の気候は、海沿いと山あいで異なり、特に山あいは晴れる日が多く、夏でも涼しい風が吹き抜けます。こうした風土が、キクラゲ栽培に大きく貢献しています。

自然と共生した栽培方法


2022年には、130本の菌床からスタートしたカルㇱの森のスケールは、年々成長を続け、2026年には約900本の規模に達します。収穫は6月から10月までの一年に一度。このようなスケジュールは、温度管理を重視する一般的な栽培法とは一線を画しています。「私たちは、自然の力を信じて育てている。きのこが成育するのを助ける役割を果たしているだけです。」と朋枝さんは言います。

彼女が取り入れたのは、自然開放農法。燃料を使わず、自然環境を生かして育てるこの手法は、コストを抑えながら環境への配慮も実現しています。ハウスは、当日の気温や湿度に応じて開放し、自然な環境が維持されるように設計されています。毎日変わる天候に応じて細やかに調整し、キクラゲが成長しやすい状況を整えています。

まとめ


「自然がきのこを育て、人はそれを支える」という考え方のもと、黒田朋枝さんが推進するキクラゲの栽培は、白糠町の農業の新たな方向性を示しています。「北海道ハルカカルㇱの森」で育ったキクラゲは、高い品質と新鮮さを誇り、今や人気の特産品となっています。今後も、彼女の挑戦から目が離せません。詳細は白糠町の公式noteでもご覧いただけます。


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