福島名物「円盤餃子」がオンラインで全国販売開始！

福島のご当地グルメ「円盤餃子」が全国に登場！

福島市の特産品である「円盤餃子」が、遂にオンラインで全国販売を開始します。文化庁の「100年フード」に認定されたこの餃子は、地元で70年以上も愛されている老舗「餃子の照井」によって作られています。2025年8月26日から、Amazonや楽天市場などの大手ECサイトで購入できるようになり、全国の家庭で手軽にその味を楽しむことができるようになります。

円盤餃子とは？

「円盤餃子」とは、福島市で生まれたご当地グルメで、特徴はその丸い形状です。満州から引き揚げてきた人々が始めたこの餃子は、フライパンに円形に並べて焼くことで、その名の通り「円盤」のような形になります。地域のソウルフードとして、子どもから大人にまで広く親しまれています。

変わらぬ味わいと品質

「餃子の照井」の円盤餃子は、創業以来、素材へのこだわりが際立っています。福島産のブランド豚「麓山高原豚」と国産野菜をバランスよく使用し、さっぱりとした上品な餡を作っています。この餡は自家製の薄皮で包まれ、パリッとした食感に仕上げられています。何個でも食べたくなるこの美味しさは、長年の愛され続ける理由となっています。

特製たれの魅力

円盤餃子には、地元の醤油醸造元に特注したオリジナルの「特製たれ」が付属しています。このたれは、醤油本来の旨味を引き出したもので、ラー油や一味唐辛子を加えることでさらに美味しさが増します。家庭でも簡単にお店の味を再現することが可能です。

歴史ある名店「餃子の照井」

1953年に創業した「餃子の照井」は、福島市飯坂温泉の中心に位置し、戦後まもなくから続く老舗の餃子店です。創業者の故・佐藤喜四郎が中国の餃子を再現すべく試行錯誤を重ね、生み出されたのが円盤餃子です。当初は、旅館への出前から始まり、次第に県内外の多くの人々を惹きつける存在となりました。

その後も「餃子の照井」は、創業者の意志を受け継いだ2代目が切り盛りし、地域に深く根ざした名店として今日に至ります。「照井」という店名には、先代女将の名前に水商売の繁盛を願う意味が込められているのです。