アイリッシュ・ハープと薩摩琵琶: 音楽の旅へようこそ
2023年10月18日から11月2日まで、アイルランドの伝統音楽を代表するトリーナ・マーシャル(アイリッシュハープ)と、薩摩琵琶について学び、実演するトーマス・蘭杖のデュオによる来日公演が開催されます。
音楽が紡ぐ国境を超えた物語
アイルランドと日本は、古くから精神文化や芸術において奇妙な共鳴を見せています。小泉八雲やW.B.イェーツがあわいをテーマにした作品を残したことでも知られ、両国の文化は互いに影響を与えあってきました。今回の公演では、そんな歴史的背景を受けて、異なる文化が交差する場所で音楽の力を体感できる機会となります。音楽が持つ深いメッセージは、記憶や感情を呼び起こす力があります。
出演者の紹介
トリーナ・マーシャル
アイルランドのハーピストであるトリーナは、伝統的な民謡からクラシック音楽まで幅広いレパートリーを持ち、演奏活動を展開しています。彼女の音楽は、聴衆に深い感動を与え、その表現力は唯一無二のものです。特に、ザ・チーフタンズのツアー経験に裏打ちされた彼女の演奏は、温かな情感に満ちており、聴く者の心に響きます。
トーマス・蘭杖
アイルランド生まれながら、薩摩琵琶を習得し、両国の架け橋となるような活動を続けているトーマス。彼は1994年に来日し、故・普門義則氏から薩摩琵琶を学びました。現在はダブリンの教会で音楽ディレクターとしても活躍し、世界中に琵琶の魅力を広めています。彼にとって、琵琶は単なる楽器ではなく、言葉を超えた表現手段なのです。
公演の内容
この音楽の旅では、第一部でトリーナのソロパートによるアイルランド民謡が演奏され、第二部では、トリーナとトーマスのデュオが、古曲をアレンジしながら共演します。アイルランドの「Parting of Friends」や「Garden of Daisies」、日本の「さくらさくら」、「耳なし芳一」、「平家物語」などが演奏され、両国文化の共鳴を感じることができるでしょう。この公演は、文化の違いを超えて響きあう瞬間を体験できる絶好の機会でもあります。
ツアースケジュール
- - 鹿児島: 10月18日 ミュージアム知覧、10月19日 黎明館・講堂
- - 大阪・京都: 10月25日 水無瀬神宮、10月26日 妙蓮寺
- - 千葉: 11月2日 瀧泉寺
各公演の入場料金は、一般3,000円、小中高生1,000円で、予約やお問い合わせは各公演先にて受け付けています。詳しいスケジュールや予約情報は、公式サイトからも確認できます。
さいごに
この秋、アイリッシュ・ハープと薩摩琵琶の美妙な響きに触れ、文化の交差点に立ってみませんか? 音楽の力で繋がり合う物語に、あなたもぜひ参加してください。チケット情報など、詳細は公式ブログやSNSで随時更新中です。お見逃しなく!
お問い合わせ先
- - ツアー事務局(合)アースボイスプロジェクト: info@ev-pj.com
さあ、感動の音楽の旅を共に体験しましょう!