「楽々」の有機農業
2025-01-06 09:26:43

脱炭素を実現した「楽々」の新しい有機農業スタイルが注目

楽々が切り開く新たな有機農業の未来



2025年1月、農業の危機に立ち向かう新しいスタートアップ、『楽々(らら)』が、首都圏市場や新潟の産地でオーガニックな茸類の本格販売を始めます。この『楽々』が展開する有機農業では、原材料を全て公開し、情報を透明にする姿勢が評価されています。ここでは、同社の挑戦と、有機農業の新しい形について深堀りしていきます。

有機JAS認証を取得した茸類



『楽々』では、「有機・楽々ひらたけ」や「有機・楽々たもぎたけ」といった、有機JAS認証を受けた茸類を展開しています。自社工場は新潟県燕市にあり、今年の春には有機JAS認証を取得。2024年12月から稼働し、日本一のオーガニック茸栽培を目指し、生産量を増やしています。

安全性が高く、環境に優しい原材料



楽々の原材料に使われるのは、コットンハル(綿実油の搾りかす)、ビートパルプ(甜菜糖の搾りかす)、無農薬のお米の稲わらです。これらの素材と共に微生物を活用し、飲用可能な水を使って菌床を作り出す手法が特徴的です。これにより、特別な栄養剤を使用しなくても、強力な菜の花と共に培養することが可能となっています。

マッシュファメンタシステム



楽々の有機農業の要となるのが、「マッシュファメンタシステム」です。このシステムでは、微生物が付着した原材料を攪拌・加温・殺菌・発酵・冷却の過程を一貫して自動で行います。これにより、温室効果ガスの排出量を既存の生産方法に比べて65~70%削減することが可能です。従来の手法にとらわれない新しい発想は、環境保護にも大きく寄与するでしょう。

生命力あふれる菌床と美味しい茸



楽々の菌床は、外部の菌や環境の変化に強く、立派で風味豊かな茸を育てることができます。シンプルで持続可能な生産方法は、世界中で愛されるオーガニック製品を生み出します。特に、通常は使われない納豆菌の付着する稲わらが、むしろ菌床の育成によい影響を与えるという点が特筆されます。これらの要素が揃い、栄養剤なしでの成功が示されているのです。

堆肥化システムと持続可能な農業



また、楽々のアプローチのひとつとして、使用後の菌床を再発酵した堆肥が挙げられます。この堆肥化システムは、植物性100%で食品由来の原材料を利用しており、農業に不可欠な資材としての役割を果たしています。試験を経て、さらなる改良も目指されており、農家にも喜ばれています。

お問い合わせと今後の展開



楽々は2025年春からの販売再開を予定しており、興味のある方には問い合わせを行うことをお勧めします。公式ホームページやYouTubeチャンネルを通じて最新情報も配信しています。また、業務提携先も募集しているため、興味がある企業の方はぜひご連絡ください。さらに、採用情報もあり、多様なバックグラウンドを持つ方々を広告しています。

会社概要



  • - 会社名:株式会社楽々(らら)
  • - 所在地:東京都中央区新富1丁目17番6号
  • - 設立:令和元年5月

OEMや農業、バイオテックに関心があり、未来へのビジョンを共有できる方々のエントリーをお待ちしています。


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