フリマアプリが変える循環型ファッションの未来とリユースビジネスEXPO

近年、フリマアプリの利用が日常化し、特に若い世代の間で「売る・買う」という行動が当たり前になっています。これに伴い、リユース市場の成長が見込まれ、今回新たに「リユースビジネスEXPO」が東京ビッグサイトで開催されることになりました。このイベントでは、持続可能なファッションに関する様々な取り組みを目の当たりにすることができます。

リユース市場の現状と意義

環境省の調査によれば、日本では年間約51万トンもの衣服が廃棄されています。これは深刻な社会課題であり、これを解決するためには、リユースやリサイクル、さらにはリペアといった新しい消費スタイルへとシフトする必要があります。この状況を受けて、リユース市場は今や市場規模が4兆円を超えるとされ、ビジネスの成長が期待されています。

フリマアプリの影響

メルカリを始めとしたフリマアプリの登場により、これらのアプリの累計利用者数は数千万人に達しました。これまでの“新品至上主義”から、使用しなくなった衣服はどんどん手放し、他者と共有する行動が一般化しています。この流れは、ファッションに対する消費行動を根底から変えるものになっています。

リユースビジネスEXPOの見どころ

2025年10月1日から3日にかけて、東京ビッグサイトで開催される「リユースビジネスEXPO」では、リユース市場に参入している企業や最新のサービスが数多く出展予定です。特に注目すべきポイントは以下の通りです。

1. 消費行動の変化 - フリマアプリの利用拡大により、過去にないほどに中古品に対する関心が高まっています。「新品を探す前に中古をチェック」する姿勢が定着してきました。

2. 社会的な意義 - 大規模展示会である本展は、リユース市場の最前線を知る貴重な場となります。業界の担当者の声を直接聞くことで、今後の取り組みや社会的動向を理解する手助けとなります。