新たなフェンディの挑戦
2025-12-05 14:40:19

フェンディが母国の美を讃える新プロジェクトを発表!

フェンディが描く女性の力強さ - "フォンデリア フェンディ"



デザインマイアミ2025にて、イタリアのラグジュアリーブランド、フェンディ(FENDI)が新たなプロジェクト「フォンデリア フェンディ」を発表しました。これは創業100周年を祝う特別な展示であり、アルゼンチン出身のデザイナー、コニー・ヴァレッセ(Conie Vallese)が手がけた魅力的な作品群を通じて、イタリアの職人技と女性の力強さを融合したものです。

フェンディの新たなビジョン



このプロジェクトは、1925年にパリで開催された「現代装飾美術・産業美術国際博覧会」に敬意を表したものです。コニー・ヴァレッセは、ブロンズやセラミック、ガラス、カーペット、レザーを用いたユニークな作品を制作するため、イタリアの5つのアトリエと手を組みました。彼女のデザインは、カール・ラガーフェルドが1994年に描いたイラスト「Les Cinq Doigts d’une Main」にインスピレーションを受けています。これは、フェンディの姉妹たちが協力し合い、創造的な表現を行う姿を示しています。

見どころ満載の展示スペース



「フォンデリア フェンディ」は、展示会場がリビングルームのような親密で温かい空間になるよう計画されています。ヴァレッセの手によって創られた有機的な造形物は、柔らかな光に包まれ、淡い色合いの天然素材が使用されることで、穏やかでありながらも力強い印象を与えています。展示作品には、バラ色のブロンズやソルベイエロー、淡いアニーチェブルーなど、ローマの自然を感じさせるパレットが使われ、「不完全さ」を受け入れたデザインが施されています。

伝統技術との融合



フェンディの作品には、アールヌーボーやアールデコ、モダニズムといった様々なスタイルが影響を与えています。特に、フェンディのレザー職人が手がけた「クオイオ ローマ」レザーに独自の「セレリア」ステッチが施されたベンチやテーブルは、インダストリアルなクラフトと伝統的な職人技が出会った見事な表現です。モジュール式のデザインで、特注のエンボス加工セラミックタイルが使用され、手彫りの蘭のデザインが施されています。

限定モデル「ピーカブー」も登場



さらに、フェンディは独自の魅力を持つ「ピーカブー(Peekaboo)」バッグの特別版も発表します。このバッグは、コニー・ヴァレッセがデザインし、淡いイエローとブルーのストライプが施されたカーフスキン製のリバーシブルモデルです。デザインマイアミでの発表後、マイアミ・デザイン・ディストリクト限定で販売されることが決定しています。

妖艶な約束



展示作品には、ブロンズのスクリーニング、ダイニングチェア、壁掛け照明など、繊細なディテールが盛り込まれています。3D手彫りのユリが施されたルームディバイダーやブロンズ製のベンチ・チェアは、どれもフェンディらしいエレガンスに溢れています。ムラーノ島で作られた手吹きのガラス花瓶は、選ばれたパステルカラーで存在感を放ち、コレクション全体を引き立てます。

今回は、「フォンデリア フェンディ」の展示を通じて、フェンディの深い美意識と、女性のパワーを称賛する場が提供されます。このプロジェクトは、職人技と現代的なデザインの見事な調和を体験できる貴重な機会です。ぜひ足を運んで、その魅力を体感してください。


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