新工場の竣工で進化するシママース本舗
沖縄の老舗塩メーカー、シママース本舗(株式会社青い海)は、2026年2月2日に新しい本社工場の竣工式を行いました。新工場は2026年4月に本稼働を開始し、製造工程の効率化と環境への配慮を両立させた次世代の塩づくりの拠点として機能します。
50年の歴史と未来への挑戦
シママース本舗は1974年に創業し、以来沖縄の自然と共に歩んできました。自然由来の原料のみを使用し、加工助剤や添加物を一切使わないとの信念を持ち続け、次の2024年には創業50年の節目を迎えます。この節目に、持続可能なものづくりを実現するため本社工場のリニューアルに着手しました。
新しい工場は「伝統と革新の融合」をテーマにしており、長年の製塩の知識を基に最新の製造技術を取り入れた施設です。工場の外壁には、沖縄の塩「シママース」におなじみのロゴも配置されています。
製法の進化による品質向上
新工場では従来の平釜から立釜へと製法を転換しました。この変更により、従来以上に安定した高品質の塩の生産が可能になります。また、作業環境の改善も実現しました。従来は労力を要した塩の掻き出し作業や脱水前の準備工程、脱水プロセスがワンストップで対応できる生産ラインを構築し、高温下での過酷な作業が不要となります。これによりスタッフの身体的な負担も軽減され、生産性が向上しました。「安全で安心なお塩は、安全で安心な職場から生まれる」という理念を新工場は具現化しています。
省エネルギー技術の導入
新工場の立釜には、MVR(Mechanical Vapor Recompression)型の真空式蒸発装置が導入されており、この省エネルギー技術によって製造過程で発生する蒸気の熱を回収し、再利用する仕組みが整えられています。これによりエネルギー消費を抑えながらCO₂排出量の削減も実現。他にも、シママース本舗は2030年までにCO₂排出量を25%以上削減する目標を掲げています。
シママース本舗の使命
シママース本舗は、沖縄の製塩業を復活させたパイオニアとしての誇りを持ち、沖縄の海が持つすべての価値を伝えることに注力しています。創造力を駆使して新たな感動を生み出すことに挑む姿勢を新工場は象徴しています。伝統を大切にしながら、常に時代の要請に応える革新を恐れず、これからも高品質な塩づくりを続けていくでしょう。
会社情報
- - 社名:シママース本舗(株式会社青い海)
- - 所在地:沖縄県糸満市西崎町4丁目5-3
- - 創業:1974年2月2日
- - 代表取締役:又吉 元榮
- - 事業内容:食塩製造・加工・販売、観光施設「Gala青い海」運営
- - コーポレートサイト:https://www.aoiumi.co.jp/