新たな物語を紡ぐtmh.の「Édition Épave」
アートと詩情を融合させた、クリエイターズジュエリーブランドtmh.の新しいコレクション「Édition Épave(エディション・エパーヴ)」が登場しました。この新ラインは、海を漂流するオブジェクトたちが持つ美しさやストーリーをジュエリーに反映させたもので、特にその名の通り「漂流物」からインスパイアされています。
「Édition Épave」のコレクションは、デザイナーが長年受け継いできたオブジェクトから、偶然に出会った美を表現することを目的としています。さまざまな時空を超えて持ち主に辿り着く漂流物は、独自の存在感を持ち、まるで私たちに何かを語りかけてくるかのようです。このコレクションを身に着けることで、そのストーリーを感じることができるでしょう。
ファーストコレクションの魅力
今回のファーストコレクションでは、二つの象徴的なモチーフが採用されています。ひとつは「Épave(軽石の小石)」、もうひとつは「DISTORTIONS(ケシパール)」です。
- - Épave:これは偶然海を渡り、岸に流れ着いた小石に「Épave」という文字を刻印したものです。このジュエリーは「漂泊の記憶」を宿しており、その物語が珠の中に凝縮されています。
- - DISTORTIONS:こちらはアンドレ・ケルテスの作品『DISTORTIONS』からインスパイアを受けたもので、自然が生み出す美しさと歪みの中に潜む魅力を讃えています。
どちらもシルバー925製のチャームを基に、パールやクオーツ、ラピスラズリといった貴重な素材が組み合わされています。たとえば、Épaveはマグネット仕様のチャームを持っており、ヘッドとクラスプが一体化したデザインになっているため、機能性とアート性を兼ね備えたモダンな存在感を与えています。
各コレクションは、税込126,500円で販売されており、シルバー925と美しい貝殻などの素材が使われています。
tmh.とは
tmh.は、ジュエリーのデザインだけでなく、美術や文学、さらには古典からモードまで、さまざまな要素を取り入れたブランドです。現代的な彫刻的フォルムを持ち、多角的な考察が施された作品群は、多くの人々に愛されています。
デザイナーの古田智彦氏は早稲田大学法学部を卒業後、国内外でジュエリーデザインを学び、2001年にtmh.の活動を開始しました。その後、2009年には恵比寿に「tmh.SLEEP」をオープンさせ、2014年には現在のアトリエ兼店舗「tmh.&L’INTERIEUR」を設立しました。2025年にはアートスペースをリニューアルし、「Vertiginey≠tmh.」という新たな展開をシーズンごとに予定しています。
もしかすると、あなた自身のストーリーも、この美しいジュエリーを通じて広がるかもしれません。ぜひ、tmh.の「Édition Épave」を手にすることで、漂流物が紡ぐ新たな物語を体感してみてください。
店舗情報
- - 住所: 〒150-0022 東京都渋谷区恵比寿南2-9-8 2B
- - 電話番号: 03-3716-6982
- - ウェブサイト: tmh. オフィシャルサイト