物流の未来を切り開く
2024-12-24 15:39:46

グリーン物流優良事業者表彰で国土交通大臣表彰を共同受賞!

グリーン物流業界の新たな挑戦



2023年12月23日、東京都千代田区にある砂防会館にて「令和6年度 グリーン物流パートナーシップ会議物流パートナーシップ優良事業者表彰」が開催され、株式会社J-オイルミルズを含む11社が国土交通大臣表彰を受賞しました。この栄誉ある表彰は、物流業界の持続可能な取り組みを評価するもので、環境負荷の軽減や効率的な輸送方法の追求がその背景にあります。

物流業界の現状と課題



昨今、物流業界はさまざまな課題に直面しています。特に注目されているのは、2024年問題と呼ばれる乗務員の労働時間規制強化に伴う影響や、環境負荷を如何に軽減するかという課題です。これに対応するため、異業種の企業間で連携し、持続可能で効率的な物流モデルの構築を目指す動きが活発化しています。

受賞のポイント



J-オイルミルズが受賞した取り組みは、以下のような具体的なケースに基づいています。

ケースA - フェリーを活用した混載輸送


  • - 参画企業: アース製薬、大塚倉庫、岐阜プラスチック工業、久原本家グループ本社、ライオン、鈴与
  • - 内容: 九州から関東間で複数企業がフェリーを利用し、製品を混載輸送。パレットサイズや積み付け方法を標準化することで、車両の使用台数を削減しました。
  • - 成果:
- CO2削減量: 年間31.2トン(19.0%削減)
- ドライバー拘束時間の削減: 年間250時間(15.4%削減)
- 車両台数削減: 年間39台(28.9%削減)

ケースB - 食品配送の効率化


  • - 参画企業: 加藤産業、久原本家グループ本社、Mizkan Logitec、鈴与
  • - 内容: 神奈川県厚木市に食品専用の物流拠点(DC)を設置し、幹線輸送の効率化と共同配送を実現。食品専用車両を活用し、事前出荷通知(ASN)を通じて納品作業を効率化しました。
  • - 成果:
- CO2削減量: 年間538.1トン(37.8%削減)
- ドライバー拘束時間の削減: 年間10,916時間(27.9%削減)
- 車両台数削減: 年間1,392台(26.9%削減)

これらの取り組みは、全体として年間615.6トンのCO2削減、11,854時間のドライバー拘束時間削減、および1,602台の車両台数削減を実現しています。この成功が評価され、国土交通大臣表彰に繋がりました。

J-オイルミルズの成り立ち



J-オイルミルズは2004年に誕生し、味の素グループに所属する食用油メーカーです。2024年には創立20周年を迎えます。主力製品は「AJINOMOTOオリーブオイル」に代表される油脂製品で、特に業務用においては高いシェアを誇ります。環境への配慮として、プラスチック使用量の削減や長持ち油シリーズの展開など、持続可能な事業運営を進めています。

結論



この度の表彰は、企業間の連携による持続可能な物流の先駆けを示すものです。今後もJ-オイルミルズをはじめとする企業が、持続的な発展に向けた取り組みを続け、型にはまらない革新的な物流を推進していくことが期待されます。


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