キリングループと上田市が人財交流を開始、地域活性化へ力を注ぐ

キリングループと上田市が手を組む人財交流のスタート

キリングループ（キリンホールディングス、メルシャン、キリンビール、キリンビバレッジ）と長野県の上田市が、地域の活性化を目指した相互人財交流を本日から始めます。今回の取り組みは、2019年に締結した「ワイン産業振興を軸にした地域活性化に関する包括連携協定」に基づくもの。上田市の土屋市長とキリングループ各社の社長たちが協力し、ワインを通じた地域振興を進めています。

相互交流の背景と目的

この包括連携協定は、「シャトー・メルシャン椀子ワイナリー」のオープンを契機に設立されたものです。ワイン文化の醸成や地方産業の振興を通じて、上田市のより良い未来を共に描いていこうという目的があります。今回新たに始まる人財交流では、キリングループから2名、上田市から1名が派遣されます。この交流により、ワイン産業を軸にした新たな地域振興のモデルを作り上げていくのです。

ワインと農業政策の相互学習

人財交流では、ワイン用ブドウの生産に関する持続可能な農業政策についても学び合います。これは、地域の課題解決のための具体的なステップであり、持続可能な農業を基にした地域活性化を目指していきます。キリングループは、長期経営構想「キリングループ・ビジョン2027」を掲げており、世界のCSV先進企業になることを目指しています。

メルシャンと地域のつながり

メルシャンは「シャトー・メルシャン」のブランド価値を向上させつつ、地域社会の活性化に寄与する取り組みを続けています。上田市に位置する「シャトー・メルシャン椀子ワイナリー」は、約29ヘクタールの面積に8種類のブドウを栽培し、持続可能なワイン醸造を行う拠点です。地域との共生を目指し、田園都市のイメージを大切にした取り組みが評価されています。

さらなる地域活性化を目指して

本プロジェクトでは、以下の連携事項にも取り組んでいきます。
1. 人材育成や人財交流の促進
2. 地域産業との連携強化
3. 環境保全と資源循環の促進
4. 高齢者や障がい者の支援
5. 子どもと青少年の育成
6. 食育と健康増進
7. 地域防災や災害対策

このように、キリングループと上田市は相互に協力しながら多角的な取り組みを進めていきます。この相互人財交流を通じて、ワイン産業や地域経済をーテーマにした活動が次第に広がっていくでしょう。共に学び合い、高め合うことで、地域の未来をさらに明るいものにしていくことを期待しています。