沖縄発「事務所 none」から「インフラ EXiST」へ、夢を追い続けるライバーの新たな一歩

沖縄発のライバー事務所、noneからEXiSTへ

沖縄県那覇市に本社を置く合同会社RAMが、ライバー・Vライバー事務所「none」を新しいブランド「EXiST」に統合することを発表しました。この決定は、エンタメ事業のさらなる発展を目的としており、2023年の創業以来、沖縄初のライバー事務所として成長を続けてきたnoneにとって新たな挑戦の幕開けとなります。

統合の背景

この統合の背景には、両ブランドの活動が次第に重なり合い、認知やリソースの分散が問題視されていたことがあります。その結果、新規クリエイターの獲得とファン層の広がりが難しくなっていたのです。提携中のクリエイターや新たに提携を検討しているクリエイターからは、「EXiSTとnoneの違いは何か？」という疑問が持ち上がり、クオリティの向上に向けた対策が急務となっていました。

統合により、両事務所の経験やノウハウを一元化し、クリエイターたちへのサポートを最大化することが目的です。EXiSTはクリエイターが自由に、そしてプロフェッショナルな環境で活躍できる場を提供し、エンタメ業界のインフラを担う存在を目指します。

統合のスケジュール

今回の統合は、2025年12月25日より始まり、段階的に実施されます。まず、SNSアカウントの変更、続いてnone公式サイト内ページのEXiSTへの統合が行われ、その後、メールアドレスやイベント名義もEXiSTへと変更されます。最終的には2026年2月頃に完全統合が完了する予定です。

新たな運営体制

統合後のEXiSTは、noneの掲げていた「バーチャルを、もっと身近に！」という理念と、EXiSTが掲げる「エンタメ業界の、インフラを担う」というミッションを融合させ、より多様なクリエイター支援を行っていきます。特に、提携クリエイターには特別なサポートを用意しており、初回デザイン発注権や公式ホームページ掲載、マネジメントサポートなど、さまざまなサービスが提供される予定です。

提携クリエイターの新たな時代

従来の「専属契約」は原則として廃止され、より柔軟に活動できる「提携制度」が導入されます。これにより、クリエイターは他のライバー事務所や芸能事務所に所属しながらもEXiSTのサービスを利用できるようになります。また、個々のクリエイターは「個人勢」としても活動できるため、ライバーとしての新たな可能性が広がります。