熊本のトマト革命
2025-10-10 17:26:29

フードロスを削減する熊本のトマトプロジェクトが6周年を迎えました

くまもとトマトロジープロジェクト 6周年の軌跡



九州熊本で展開されている「くまもとトマトロジープロジェクト」が今年で6周年を迎え、累計で300トン、150万個の規格外トマトを活用してきました。このプロジェクトは、食料廃棄の削減だけでなく、地元農家の支援も目的としています。

プロジェクトの意義とは?


このプロジェクトは、主に熊本県八代市のJAやつしろ八代選果場と連携して進められています。生産者が手間暇かけて作り出したトマトが市場に出せない理由はさまざまです。形が不揃いであることや、サイズが小さいことなどが主な理由です。しかし、これらのトマトの多くは、味や栄養価に問題がありません。HOSHIKOは、このような規格外トマトに新たな命を吹き込むことで、生産者と地域への支援を行っています。

大雨災害の影響と回復


八代では、今年の8月に豪雨があり、多くの農家が被害を受けました。苗を植えたばかりの圃場の50%以上が被害を受けるなど、非常に厳しい状況でした。生産者たちは苗を再度植え直し、ようやく出荷を開始しましたが、今のところの量は通常の10分の1程度にとどまっています。この状況に対して、生産者たちは規格外トマトが少しでも人の役に立つことを願い、プロジェクトへの参加を続けています。

独自の乾燥技術でトマトを生かす


HOSHIKOは、規格外のトマトを乾燥加工し、主にドライトマトとして商品化しています。食品の安全を最重要視し、国際規格であるFSSC22000を取得した自社工場で厳格な品質管理が行われています。現在、ドライトマトはトマト石鹸やキーマカレー、スープなどに加工され、新たな商品へと生まれ変わっています。また、今年末には新しい商品の販売も控えており、特にセミドライトマトは「進化版」としての注目が集まっています。

乾燥野菜のメリット


乾燥野菜の最大の魅力は、長期間保存が可能で、軽量で扱いやすい点です。特に、乾燥トマトを使用すれば、災害時の備蓄食材としても活躍します。HOSHIKOの乾燥野菜は、栄養素が濃縮されており、少量でも豊富な栄養を摂取できるのが特徴です。さらに、調理の際も手間がかからず、例えば浸水と加熱だけで簡単に使えます。

料理への取り入れ方


乾燥トマトを使った料理の例として、以下のようなものがあります。

1. ドライトマトの炊き込みご飯


ドライトマトを加えた炊き込みご飯は、素材の旨味がしっとりとお米に染み込み、豊かな風味を楽しめます。オリーブオイルやチーズを追加すれば、さらに絶品な洋風炊き込みご飯に。

2. ドライトマトのグラッセ


日常の料理を特別な一皿にするドライトマトのグラッセは、肉料理との相性抜群。甘みと酸味がバランスよく、彩りを加えます。

3. ドライトマトのスープ


ベーコンのコクとドライトマトの風味がうまく溶け合い、深みのあるスープに仕上がります。仕上げにオリーブオイルを加えて風味アップ!

4. セミドライトマトのおつまみ


そのままおつまみとしても楽しめるセミドライトマトは、健康を意識するおやつとしても大活躍します。

5. セミドライトマトのリーフサラダ


カラーと味わいを引き立てるセミドライトマトをリーフサラダにトッピング。栄養価も高く、一皿を華やかに仕上げます。

6. セミドライトマトのパスタ


シンプルなパスタにセミドライトマトを加えることで、全体の味わいが引き立ちます。アレンジの幅が広く、色々なメニューに応用可能です。

未来への展望


HOSHIKOは、このプロジェクトを通じて、生産者と持続可能な事業モデルを構築しながら、地域を支え続けたいと考えています。フードロス削減だけでなく、地方の魅力を発信し、全国、さらには世界へと広げる努力を今後も続けていきます。熊本のトマトたちは、ただの規格外ではなく、新たな命を持っています。


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