リサイクルモデルの構築
2026-08-03 15:30:18

持続可能な社会へ向けての新たなリサイクルモデル構築に寄与する3社の取り組み

新しいリサイクルモデルの実証



日本の食品業界において、カゴメ株式会社、王子ホールディングス株式会社、ダイナパック株式会社が共同で新たなリサイクルシステムの実証を開始しました。今回の取り組みでは、カゴメの工場で生じるアルミ付き紙容器の損紙を再資源化し、その資材を段ボールとして再利用することを目指します。

取り組みの背景



近年、環境問題が深刻化する中、循環型社会の実現が求められています。特に、アルミ付き紙容器は複合素材で構成されており、リサイクルが難しいため、国内での再利用率が低いという課題が存在していました。カゴメは以前からこの課題に取り組んできましたが、王子HDとダイナパックとの連携により、新たなリサイクルの流れを構築することで、自社の製品包装にも生かそうとしています。

実証の詳細



この取り組みでは、カゴメの富士見工場で発生するアルミ付き紙容器の損紙を回収し、王子HDが紙繊維を再資源化して段ボール原紙を作成します。その後、ダイナパックがこの再生原料を使用して段ボール製品を製造します。完成した段ボールは、カゴメ那須工場で生産される限定商品「カゴメトマトジュースプレミアム」の包装に使用される予定です。この商品は、2026年8月から販売されるため、リサイクルプロセスの検証にも役立ちます。

各社の役割



この実証実験では、各社がそれぞれの強みを発揮しながらリサイクルフローを構築します。カゴメは紙容器損紙の回収を担当し、王子HDは洗浄と分離を経て原紙を製造、最後にダイナパックがその原紙を段ボールに加工します。

このプロジェクトは、リサイクル資源を物流資材として再利用し、循環型社会の実現に貢献するため、日本国内では初の試みとなります。自社工場で発生する損紙を自社製品に活用することで、持続可能な製品づくりがさらに進むことが期待されます。

企業の紹介



カゴメ株式会社



カゴメは、トマト加工品や野菜飲料を中心に展開する総合食品メーカーです。自社のバリューチェーンを活かし、自然環境を考慮した事業運営を行っています。「人が自然を、自然が人を豊かにする循環を生み出し続ける」というミッションを持ち、持続可能な社会の実現に向けて積極的に取り組んでいます。

王子ホールディングス株式会社



王子HDは、紙やパルプ、包装材などを手がける大手企業で、広範な事業を展開しています。自社で63.6万ヘクタールの社有林を保有し、持続可能な資源利用に注力しています。

ダイナパック株式会社



ダイナパックは、様々な包装資材を提供する会社です。環境に優しい包装製品の提供に努め、包装の企画から製造、販売まで一貫して行っています。

このように、3社の協力により、新たなリサイクルモデルの実証が進められています。今後は、地域や他企業とも協力し、さらなるリサイクルシステムの確立を目指していくことでしょう。非常に注目される取り組みです。


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