北海道の誇り！十勝川西長いもが宇宙日本食に認証されました

ついに宇宙へ！十勝川西長いもの新たなる挑戦

2023年11月14日、北海道の特産品である「十勝川西長いも」が、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構（JAXA）から認証を受け、初めて宇宙日本食として宇宙に送り出されることが決定しました。これは、JA帯広かわにしと株式会社極食が共同で開発した成果でもあり、今後も日本の農畜産業の未来を切り開く一歩と言えるでしょう。

宇宙日本食とは？

宇宙日本食は、宇宙空間で生活する宇宙飛行士が日本食を楽しむために開発された特別な食品です。JAXAが定めた厳しい基準を満たすことが求められ、栄養価、風味、食品の衛生管理の妥当性などが細かく審査されます。特に、宇宙という環境は地球上とは異なり、食品の保存性や調理性が非常に重要とされます。これに応じ、十勝川西長いもは、滋味豊かで栄養価の高い食品として、宇宙飛行士の日常を支えることになります。

宇宙食のラインナップ

「十勝川西長いも」を使用した宇宙日本食には、次の5品目が含まれています：
1. 十勝川西長いもとろろ
2. 十勝川西長いも肉巻焼き
3. 十勝川西長いもトマト煮込み
4. 十勝川西長いもオムレツ
5. 十勝川西長いもグラタン

これらの品目は、長期間の宇宙滞在においても美味しさを保ち、心身を安定させる役割を果たします。特に、宇宙のストレス環境下で、なじみのある日本食を味わうことは、心理的な支えとなるでしょう。

大西卓哉宇宙飛行士の挑戦

今回のミッションでは、2025年から約半年間にわたり大西卓哉宇宙飛行士が国際宇宙ステーション（ISS）に滞在します。彼は、ISS内での科学実験や、施設の維持管理を行いながら、宇宙にいる日本人の代表として「十勝川西長いも」の宇宙食をサポートします。このミッションは、日本の食文化と宇宙技術の融合を示す象徴的なものであり、全国の農業関係者にとっても誇りのある出来事です。

十勝川西長いもの魅力

「十勝川西長いも」は、北海道十勝地方の恵まれた土壌と気候条件から生まれた高品質の長いもです。その特徴は、白くクリーミーな肉質と、独特の粘り気にあります。地域の生産者たちは、未来に向けて持続可能な農業を心掛け、品質向上に尽力してきました。また、品質管理体制であるHACCPの取得も確実に行い、安全性もしっかりと確保しています。これにより、国内外からの信頼も厚く、海外市場への販売展開も進めているのです。

未来を見据えた取り組み

JA帯広かわにしは、宇宙日本食の開発を通じて、食の新しい可能性を示しました。また、宇宙食はただの食品ではなく、科学的研究の一端でもあります。これからもJA帯広かわにしは、安全・安心で美味しい農畜産物を届けるための挑戦を続けていくことでしょう。宇宙に挑むことで、新たな価値と可能性を見つけ出し、次世代へと引き継いでいく姿勢を期待しましょう。