デイブレイクとPOPLABが実証した、冷凍熟成でフルーツの糖度が驚異的に向上

デイブレイクとPOPLABが切り拓く冷凍の新時代

デイブレイク株式会社と株式会社POPLABの連携により、特殊冷凍技術がもたらすフルーツの新たな可能性が広がっています。この共同プロジェクトでは、フルーツを特殊な方法で冷凍することによる糖度の変化が検証され、特に柑橘類において著しい糖度上昇が確認されました。最大6ポイントの糖度上昇が見られたことは、フルーツの味わいや魅力をさらに引き出す可能性を示唆しています。

特殊冷凍技術とは？

特殊冷凍は、デイブレイクが独自に開発した「アートロックフリーザー」を使用した技術に基づいています。この機械が急速かつ均一にフルーツを凍結させることで、氷結晶が小さく保たれ、セル内の水分が氷に変わる際の細胞破壊を最小限に抑えるのです。結果、素材本来の風味や食感が損なわれず、そのうえ糖度も上昇するという理想の冷凍方法が実現されました。

糖度上昇の驚くべき結果

検証では、特にデコポンなどの柑橘類を対象に、冷凍前と冷凍後で糖度を比較しました。その結果、冷蔵保存を行った場合には糖度が-1.13ポイント減少する一方、特殊冷凍を施した場合には平均で4.40ポイント上昇し、最大で6ポイント以上の向上が確認されました。これは、フルーツの美味しさを最大限に引き出し、消費者にとって魅力的な商品を提供する可能性を秘めています。

JA香川県とのコラボレーション

この革新的なプロジェクトには、JA香川県も賛同し、地域特産のフルーツを高品質な冷凍品として市場に流通させるための取り組みを始めています。この連携は、地域のフルーツブランドの強化や販路の拡大にも寄与し、地元農家の支援にも繋がります。さらに、中国地方でも新たな生産パートナーを開拓するなど、プロジェクトのネットワークは広がりを見せています。

未来への展望

デイブレイクとPOPLABは、今後も冷凍技術の研究を進め、この取り組みを通じて、日本各地の美味しいフルーツをより多くの人々へ届けることを目指しています。独自で革新的な冷凍技術を活用することで、フードロスを削減し、地方創生にも貢献することが期待されます。

私たちのテーブルに運ばれるフルーツが変わるかもしれない、そんな未来が訪れようとしています。デイブレイクとPOPLABの挑戦から目が離せません！