宮崎の自然の恵みを活かした新商品、青汁と茶漬けを紹介
宮崎県は「日本のひなた」とも称されるほど、恵まれた自然環境と豊富な農産物の宝庫です。この地域では、2021年から始まった「みやざきLFP(ローカルフードプロジェクト)」が進行中で、今年で4年目を迎えました。このプロジェクトは、未利用資源の活用を目指しており、最近では無農薬栽培のバナナの葉を原料にした「NEXT GREEN JUICE」と、規格外食材を使用した「みやざき茶漬け海幸山幸」という新商品が登場しました。
高品質なバナナ葉を使用した新しい青汁
じっくりと時間をかけて開発された「NEXT GREEN JUICE」は、ネクストファーム株式会社が製造する青汁です。この商品には、宮崎県産の無農薬バナナの葉が使用されており、健康にも配慮しています。バナナの葉には豊富な食物繊維やタンパク質が含まれており、毎日の生活に取り入れやすい粉末タイプに加工されることで手軽に楽しめます。
開発の背景には、バナナの葉が毎年大量に廃棄されている現状を打破したいという思いがあります。また、ベトナム人農業実習生からの「バナナの葉を料理に使いたい」との声もきっかけとなり、開発が進められました。宮崎大学との共同研究も行い、栄養価を極限まで引き出したこの青汁は、豆乳や牛乳、ヨーグルトとの相性も抜群です。
規格外食材を活用した茶漬けの魅力
「みやざき茶漬け海幸山幸」は、宮崎県産の各種食材を使って、地元の美味しさを味わえるお茶漬けです。このプロジェクトでは、主に「宮崎牛」、「地鶏」、「カラスミ」の3種類がラインナップされており、お土産としても人気があります。特に、B品として流通できなかったカラスミや割れた乾燥シイタケなどを積極的に活用しており、資源の無駄を減らす取り組みもしています。
また、宮崎県の丸山農園から生産されるフィンガーライムは、希少価値が高いものの形が不揃いなため市場にはなかなか出回りませんが、その独特な香りと酸味が評価されています。このプロジェクトでは、ホテルやレストランと連携し、フィンガーライムの魅力を再評価してもらう取り組みも進行中です。
イベント情報と方針
この新商品に関連して、令和7年2月8日(土)・9日(日)には新宿みやざき館KONNEにて「ナッシーリゾートin新宿みやざき館 KONNE」が開催されます。このイベントでは、宮崎県の名物キャラクター「ナッシー」が登場し、特産品の販売や記念撮影ができます。昨年多くの人々にご好評を頂いたこのイベントは、宮崎ファンにとって見逃せない機会となるでしょう。
みやざきLFPは、地域の食と農に関する関係者が連携し、新たなビジネスモデルの創出を目指す取り組みです。地域の食資源を活用し、持続可能な社会を築くための活動が進められています。未利用資源の価値を再評価して、新たな価値を生み出すことを目指すその取り組みは、今後も期待が寄せられています。新商品への期待と地域の食文化の発展に注目していきたいですね。