第100回『プロの為のラーメン学校』が新たな卒業生を輩出！進化するラーメン技術を学ぶチャンス

栃木県小山市での新たな挑戦！第100回『プロの為のラーメン学校』

2025年6月17日から19日にかけて、栃木県小山市に位置する株式会社兵藤製作所が主催する第100回『プロの為のラーメン学校』ファーストコースが実施されました。食品サービスのトータルプランニングを行う同社が、これまでに1016人の卒業生を輩出してきたこの学校は、ラーメン業界の未来を担う新たなプロを育成する場として注目されています。

様々な専門家から学ぶ実践的なカリキュラム

今回のコースには、現役で繁盛店を経営する20名以上の卒業生や専門家が講師として参加しました。100回記念の今回は80人以上の卒業生が集まり、それぞれの専門領域に基づいた実践的な指導が行われました。中には、大分県で人気の麺堂香や太一商店を運営する企業の代表、東京や新潟、名古屋で各々の特徴を持った飲食店を経営する方々も参加し、成功事例を直接伝える貴重な機会となりました。

初日は、肉そば、煮干し中華、庄内油そば、無化調鶏清湯ラーメン、鶏白湯など、受講生は専門的な調理法を体験しました。生徒16名に対し、常に30名以上の講師がサポートにあたり、初心者から経営者まで満足できる環境が整えられています。

座学で得る経営のノウハウ

座学も重要な要素です。このコースでは、ラーメン店の基礎的な数字やマネジメント、銀行からの借入れ方法など、多岐にわたるテーマが扱われました。初日の懇親会では、卒業生や講師からのビデオレターを通じて親交を深め、コミュニケーションの輪も広がりました。

2日目には、豚骨ラーメンやトレンドのWスープの肉そば、進化系昆布水つけ麺など、さらに多様なラーメン作りが行われました。加えて、人気の中華料理店代表がサイドメニューのレシピを伝えるセッションもありました。生徒たちは、実際に自分が作りたいラーメンのイメージを固めながら、グループディスカッションを行い、互いに刺激し合いました。

3日目は、各自が考えたラーメンのプランを元に、試作と発表会が行われました。生徒たちが創造性を発揮して生み出すオリジナルラーメンに、実績ある卒業生も驚きと称賛の声を送る場面も見られました。

成果を繋ぐサポート

卒業式の後は、学校で学んだことを実践する機会が与えられます。卒業生は、自身の店舗での実務研修や出店、経営サポートを受けながら成長していくのです。

「ラーメンの味作りだけでなく、総合的な経営のノウハウを学べる場として、ラーメン業界の未来を担う人材を輩出したい」という兵藤校長の想いは、受講生たちにも共有されています。

海外展開とラーメン文化の広がり

第100回を迎えた『プロの為のラーメン学校』は、アメリカや中国、さらにはインド、シドニー、スペインでの開校を計画中です。日本のラーメンは、国際的な注目を受けており、開業ノウハウを継承する役割が今後も期待されています。

この学校での経験は、これからのラーメン業界を大きく変えていく可能性を秘めています。卒業生たちは、ここで得た技術や知識をもとに各自の店舗を成功に導くために、日々努力を続けることでしょう。