和菓子店再建の挑戦
2025-02-16 17:12:21

118年の歴史を持つ和菓子店、能登半島地震からの再建に向けクラウドファンディング開始

118年の歴史を刻む多間栄開堂、再建への決意



長い歴史を持つ和菓子店、石川県珠洲市の『多間栄開堂』が、令和6年の能登半島地震の影響で全壊し、再建に向けた第一歩を踏み出しました。2025年2月14日から3月31日まで、クラウドファンディングの募集を開始します。目標金額は300万円。地域の方やお客様の笑顔を再び見るため、新たな挑戦を始めます。

恩返しのために



多間栄開堂は創業118年、珠洲の地で愛され続けてきた和菓子店です。震災後、一時は廃業を考えることもありましたが、多くの方からの温かい言葉に支えられ、再建を決意。ただの店舗の復活ではなく、「もう一度、珠洲で手作りのお菓子を皆さんに届けたい」という思いが強く芽生えました。

震災の影響と店舗の現状



令和6年1月1日に発生した能登半島地震。多間栄開堂は甚大な被害を受け、店舗は窓ガラスが割れ、工場の床には亀裂が入るなど、全壊に近い状態でした。地元からの支援やお客様からの温かい言葉が、唯一の救いとなりました。特に嬉しかったのは正月用に仕込んでいた和菓子が無事だったこと。避難所に届けた時、皆さんの笑顔を見て、和菓子の力を再確認しました。

クラウドファンディングの詳細



再建プロジェクトは、『ReadyFor』というクラウドファンディングサイトで実施されます。募集期間は2025年2月14日から3月31日まで、目標金額は300万円。寄付をいただいた方には、特製の返礼品として避難所への差し入れに使用した太鼓饅頭や、新店舗のオリジナル手ぬぐい、さらには和菓子づくり体験など、感謝の気持ちを込めたご返礼を考えています。

地元との絆



再建に向けてのプロジェクトは、地域の元気を取り戻すためにも非常に重要です。和菓子屋は冠婚葬祭に欠かせない存在であり、地域の絆を深める役割を持っています。店主の多間俊夫さんは、「皆様のおかげでここまで来ました。再建後も地域に根ざし、喜ばれる存在でいたい」と語ります。

未来への展望



再建後は、店舗兼工場として新しい多間栄開堂を開店する予定です。地域の素材を活かした和菓子作りに力を入れ、観光客にも喜ばれる店舗を目指しています。また、地域の皆様が気軽に訪れることができる、楽しい空間を提供したいと考えています。

多間栄開堂の歴史を守り、再び珠洲の地でお客様の笑顔を引き出すためには、皆様の支援が必要です。地域の宝を未来に繋げるため、心温まるご支援を賜りますよう、よろしくお願いいたします。今後も多間栄開堂の進捗を応援していただけましたら幸いです。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

画像8

画像9

画像10

画像11

画像12

画像13

画像14

画像15

画像16

画像17

関連リンク

サードペディア百科事典: 能登半島地震 クラウドファンディング 多間栄開堂

トピックス(その他)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。