夏の肌トラブルに要注意!蜂窩織炎の危険性とは
夏は靴擦れや虫刺されなど、皮膚トラブルが増える季節です。しかし、その小さな傷が実は「蜂窩織炎(ほうかしきえん)」という深刻な感染症に繋がる可能性があることをご存知でしょうか。
蜂窩織炎とは?
蜂窩織炎は、靴擦れや虫刺されといった小さな傷から細菌が侵入し、皮膚に炎症が生じる感染症です。これにより、高熱や強い痛みを伴うことがあり、ひどくなると入院が必要になる場合もあるのです。特にリンパ浮腫を抱える方々は、感染をきっかけに症状が急速に悪化することがあるため、日常的なケアが非常に重要とされています。
リンパ浮腫の患者は特に注意が必要
銀座リプロ外科では、リンパ浮腫患者さんが実際に靴擦れから蜂窩織炎を発症し、緊急搬送された事例がありました。リンパ浮腫はがん治療後に起こることが多く、リンパの流れが滞ることにより、腕や脚が慢性的にむくんでしまう後遺症です。この患者さんも、新しい靴を履いて靴擦れができ、その後の赤みや腫れの悪化から高熱を伴う蜂窩織炎を発症したのです。
注意が必要な夏場の足元
特に夏場は汗をかきやすく、サンダルなどを履く機会も増えるため、肌トラブルが起きやすくなります。 日頃から皮膚を清潔に保ち、しっかりと保湿を行うことが重要です。また、傷を作らないように靴選びにも注意しましょう。
予防に向けた自宅ケア
医療法人社団マイクロ会のリンパ浮腫アドバイザーである三井桂子氏は、「蜂窩織炎は、誰にでも発症のリスクがある疾病です。日常生活でのちょっとした気遣いが大切です。」と述べています。以下に簡単な予防ポイントを挙げます。
- - 肌を清潔に保つ: 毎日お風呂に入ることや、外出から帰った際の手洗い、足を洗うことが重要です。
- - 保湿を心掛ける: 入浴後は全身をしっかり保湿し、乾燥を防ぎましょう。
- - 傷を作らない: 新しい靴を履く際は、靴擦れに注意し、心配な場合は事前にパッドやテープで保護しましょう。
何か感じたらすぐに対応を
異変を感じたらすぐに病院を受診することが大切です。特にリンパ浮腫患者は、早期発見が重症化を防げることが多いため、注意が必要です。
まとめ
銀座リプロ外科では、これらの情報を盛り込んだ解説動画も公開しています。この動画では、蜂窩織炎の詳細やリンパ浮腫患者の注意点、実際の症例に基づいたアドバイスが提供されています。また、2024年版のリンパ浮腫診療ガイドラインで新しく追加された鍼灸治療に関する情報も紹介されています。
日常的なケアに加え、知識を身につけることで、夏の肌トラブルを未然に防ぎましょう。あなたの肌を守るため、ぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。