モリリン株式会社、新たなコラボレーションで繊維業界に革新をもたらす

モリリン株式会社の新たな展開

モリリン株式会社は350年以上の歴史を持つ繊維専門商社です。近年、愛知県一宮市に本社を置く同社は、デジタル技術やサステナビリティに立脚した新たな共創活動を日本最大級のオープンイノベーション拠点「STATION Ai」にて本格化させています。この活動は、昨年11月の参画以降、異業種との連携を通じて革新的な価値創出を進める重要な一歩となりました。

新技術の導入による新商品開発

モリリンは、数々の革新的なプロジェクトに取り組んでおり、その中には骨格診断サービスを提供するBiomintiiとのコラボレーションによる「骨格別3Dアバター」の開発があります。このプロジェクトにより、年代別の体型変化を考慮した高精度の3Dアバターが作成され、アパレル企業向けにカスタマイズした商品企画や診断コンテンツの提供が開始されました。これにより、顧客は自分に似合うファッションを見つけやすくなるだけでなく、企業側への新たな販促手法が提供されます。

環境問題への取り組み

さらに、モリリンは環境ギルドを新たに設立し、企業横断的に環境課題に取り組むことを目指しています。この取り組みは、気候変動や資源問題など、現代の複雑な課題に対処するために必要不可欠なことです。業界を越えた多様な企業が参加し、共通の目標達成を目指しています。プラットフォームの特性を活かし、参加企業は知識や技術を共有しながら、実践的な環境問題解決プロジェクトに取り組んでいます。

「推し活グッズ」の革新プロジェクト

知的財産を活用した新商品開発では、PATRADEとの連携による「推し活グッズ」の開発プロジェクトも進行中です。これは、富士通の開放特許を活用したもので、これまでにない新しい商品が誕生することを期待されています。異業種の技術とモリリンの製造力が組み合わさることで、消費者が求める新たな体験が提供されることでしょう。

今後の展開

これらの取り組みは、2025年を目指して具体的な成果を上げるべく進められています。モリリンはSTATION Aiでの活動を通じて、得られた知見とネットワークを武器に、繊維業界とテクノロジー、サステナビリティの融合を加速させ、新たな市場を切り開くことに注力しています。また、今後も多くの企業との新しいコラボレーション企画を発表する予定で、その内容に注目が集まっています。