ミルクの未来を支えるシーキューブの新たな取り組み
株式会社シュゼット・ホールディングスが展開する洋菓子ブランド「シーキューブ」は、2025年10月10日に北海道浜中町で、離農の加速問題に対応する贈呈式を開催しました。このイベントは新規就農者の支援を目的としており、今年で9回目を迎えました。贈呈されたのは、酪農に欠かせない子牛運搬車や作業服などの機材です。
贈呈式には、地元の酪農家や浜中町農協、タカナシ販売の関係者が集まり、シーキューブ自慢のティラミスを囲みながら和やかなひと時を過ごしました。参加者全員が「美味しいお菓子を届ける」というシーキューブの思いに共感し、団結を深める印象的な時間となったようです。
シーキューブが大切にする素材選び
シーキューブでは、お菓子の美味しさを追求すべく、特に乳製品の選定に力を入れています。北海道根室・釧路地域から厳選したマスカルポーネを使用し、質の高いフレッシュな素材が特徴です。しかし、近年、酪農家の数は減少の一途を辿り、我が国の酪農産業は重大な危機に直面しています。こうした現状にシーキューブは強い危機感を抱き、2016年から「酪農をアシスト」する活動を続けています。
この取り組みでは、根釧地域の生乳を使用した商品の売上の一部を新規就農者の支援に寄付しています。これによって、酪農家の経営をサポートし、持続可能な生産基盤の確立を目指しています。
ティラミスと酪農の深い関係
シーキューブの人気商品であるティラミスは、浜中町や北海道根室・釧路地域からの新鮮な乳製品が欠かせません。これらの地域との協力を通じて、シーキューブは酪農の現場で抱える課題に向き合い、事業としての発展を追求しています。美味しいお菓子を通じた地域支援の輪が広がることは、シーキューブの「菓子と生きかたをつくる」というミッションとも合致しています。
シーキューブの歴史と伝統
シーキューブは1987年に、レストランCafeとしての第一歩を踏み出しました。以来、3つの『C』、つまり「COFFEE」「CACAO」「CHEESE」を駆使したフードやデザートを通じて、家族や友人との心温まるつながりを演出してきました。創業以来30年以上、こだわりのティラミスを作り続けており、今では全国各地の百貨店でその味を楽しむことができます。
公式ウェブサイトには、さらなる情報が掲載されていますので、ぜひ訪れてみてください。地域と共に成長し続けるシーキューブの姿勢は、私たちにとっても励みとなります。