新しいEC時代の幕開け:テレAIとecforceの連携
テレ株式会社は、自社の自動応答受注サービス「テレAI」の機能をアップデートし、株式会社SUPER STUDIOが提供する統合コマースプラットフォーム「ecforce」とのデータ連携を強化しました。この連携により、ecforceを利用するコマース事業者は、テレAIで受注したデータを全て一括で取り込むことができ、業務が大幅に効率化されることが期待されています。
受注データ処理の負担軽減
この機能のアップデートは、特にEC事業者にとって嬉しいニュースです。これまで、受注データの処理は手作業で行わなければならず、時間も労力もかかっていました。しかし、テレAIの新機能を使えば、テレAIの管理画面から簡単にCSV形式でデータをダウンロードし、ecforceにアップロードするだけで作業が完了します。これにより、注文数が増えても作業の負担は変わらず、ミスのリスクも軽減されます。
EC業界における新たな販売チャネル
現在、EC業界は成熟期を迎え、市場の成長が鈍化しています。そのため、企業は新しい販売方法や顧客体験を提供することが求められています。テレAIは、AI自動応答を活用した注文システムを提供することで、ITリテラシーに自信がない層でも簡単に電話で注文できる環境を整えました。この機能により、電話での受注を行いたいけれども、ウェブサイト利用に不安を感じていたユーザーの購入を促すことができるのです。
さらに、24時間365日の有人コールセンターを持つことは難しい中小企業にも、このテレAIの導入によりコストを抑えつつ電話注文チャネルを構築することが可能となります。これによって新たな顧客獲得の道が開かれるわけです。
プラン内容とその効果
テレAIの「CPO改善プラン」は、テレAIの導入から運用まで必要な全てがフルパッケージで提供されています。具体的には、電話注文に特化したバナー作成や自動応答音声の収録、受注のデータ生成など、幅広いサービスが含まれています。これを活用することで、EC事業者は自社のリソースを最大限に活用でき、電話注文の流れをスムーズに構築できるのです。
実際に導入した企業の中では、注文数が増加し、結果的にCPOも改善するという好循環が生まれています。また、特に最近ではSMSやメールリマーケティングと連携し、途中離脱したユーザーに対してもテレAIの電話注文を促す施策が増えてきています。このような取り組みは、実証実験においてもCTR(クリック率)が最大286%向上した結果が出ています。
テレAIの将来と展望
テレ株式会社は、今後もecforceとの連携を進め、さらに多くのEC事業者に新たな販売チャネルを提供していく意向です。「誰もが欲しいと思う商品を欲しいと感じるタイミングで、慣れ親しんだ方法で注文できる」の実現に向けて、引き続きサービス開発を行っていくとのこと。
これからのEC業界において、テレAIとecforceのパートナーシップは、新しい顧客体験を生む重要な役割を果たすでしょう。テレAIの導入を検討している企業は、ぜひこの機会を見逃さず、多様なサービスをフルに活用して業務の効率化と顧客満足度向上を図りましょう。