庶民の芸能を読む会
2025-07-07 14:46:14

江戸時代の庶民芸能を紐解くイベントと新刊紹介

江戸時代の庶民芸能を届ける新刊発売



2025年6月、待望の新刊『庶民の芸能を読む会 第一冊 翻刻ちよぼくれちよんがれ』が登場しました。編集者は、中西レモンさん。彼女は関東で初代桜川唯丸流江州音頭の音頭取りとしても注目されており、2017年からは「庶民の芸能を読む会」を主催しています。この会では、当時の庶民が楽しんでいた歌や語りに関する資料を読み解いており、最新の冊子はその集大成となっています。

新刊の内容とは?



『ちよぼくれ』『ちょんがれ』という表現に焦点を当て、江戸時代の庶民が親しんでいた伝承芸能を翻刻。冊子には、物語を語る芸がどのように後の浪曲に影響を与えたかを探る作品が収められています。伝説の盗賊、剣豪、仇討、さらには地獄をテーマにした18篇の語りや歌が収録されており、昔の庶民の文化に触れる貴重な一冊となっています。また、著名な芸能研究家である上島敏昭氏が解説を寄せており、専門的な視点からも楽しめます。

発刊記念イベントの開催



新刊を記念して、6月13日から15日までの3日間、新宿にて展示とトークイベントが行われました。会場はIRREGULAR RHYTHM ASYLUMで、歴史あるちょぼくれ・ちょんがれ本の展示が行われました。作品の一部やちゃんとした展示が施された冊子表紙も見ることができ、芸能ファンにとっては必見のイベントでした。

トークイベントの際には、上島敏昭氏が登壇し、庶民芸能の魅力や、現代への影響について語ってくれました。参加者からの質問も多く、活発な意見交換が行われ、誕生した新刊への期待がさらに高まりました。

中西レモンの今後の展望



中西レモン氏は、これまでも伝統文化を現代に伝える活動を続けてきましたが、今後もさらなる芸能の普及に力を入れるとのこと。彼女の挑戦は、今後の新たな芸能の発展にも大きく寄与するはずです。

この作品は、庶民文化に触れる良い機会を与えてくれる内容となっています。興味がある方や江戸時代の文化に魅了された方は、ぜひ手に取ってみてください。定価は税込3,300円で、オンラインストアでも購入可能です。

新たな一歩を踏み出したこの新刊を通じて、江戸時代の庶民芸能に少しでも触れてみてはいかがでしょうか。そして、今後の中西レモンさんの活動にもぜひ注目していきたいですね!


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