地方発ブランド牛『あがの姫牛』が成長を遂げる軌跡と未来
新潟県阿賀野市が誇るブランド牛『あがの姫牛』が、直販モデルを採用し、年間売上9億6千万円を達成しました。これは株式会社佐藤食肉が展開するブランドで、2016年の誕生以来、その成長は目覚ましいものがあります。2026年度には売上を15億円に引き上げる目標を掲げ、さらなる飛躍を目指しています。
1. 成長の要因:直販戦略の強化
『あがの姫牛』は黒毛和牛とホルスタインの交雑種であり、"日常に寄り添う牛肉"をコンセプトにしています。このコンセプトを支えるために、同ブランドは大規模な流通に頼らず、直販を主軸にした販売戦略を構築しました。特に注目すべきは、以下の3つのアプローチです。
地域農家との連携
阿賀野市内の農家約20名と手を組み、消費者に体験価値を提供しています。買い手が生産者の顔を見ることができるという信頼のもと、消費者と生産者の距離を縮めています。
アンカーシェフとのコラボレーション
地域の飲食店との強力なネットワークを築き、100店舗以上の「アンカーシェフ」と連携しています。お店の料理に『あがの姫牛』を使用することで、地域のストーリーを消費者に伝えることができます。
自社販売の徹底
精肉の販売を自社販売のみに制限し、大量流通には依存しないスタイルを採っています。このことにより、品質保持に努めています。
2. 地域連携による持続可能な生産モデル
『あがの姫牛』は、阿賀野市の企業が4社集まり、"あがの衆"を結成した背景にも注目です。人口減少や市場縮小の現状を見据え、「顔の見える距離で価値を届けたい」という理念のもと、地域名を冠したブランドが誕生しました。
具体的には、食品副産物を活用した発酵飼料を導入し、環境負荷を軽減。その牛から生まれる堆肥は地元農地に循環されています。これにより、耕畜連携モデルを構築しています。この取り組みは、2020年に「ディスカバー農山漁村(むら)の宝」ビジネス部門に選ばれるなど、環境に配慮した事業としても評価されています。
3. 今後の展望と成長への道
さらに、2026年からは県外販路の拡大やECの強化を目指し、全国展開を本格的に開始します。10周年を迎える前に、持続可能な地方発ブランドモデルとして、あがの姫牛はさらなる成長を図ります。
地域に密着しながら、全国の消費者に向けて価値を発信し続ける『あがの姫牛』の魅力は、今後もますます増していくことでしょう。さらに詳しいブランドのストーリーは
公式noteをご覧ください。