松竹オークション
2025-04-25 12:52:16

松竹が誇る職人技、130周年を祝う特別なオークションが開催

松竹の新たなプロジェクト



松竹株式会社が創業130周年を迎え、エンターテインメント制作を支える職人たちの技と魅力を広めるプロジェクト「松竹アーツアンドクラフツ」をスタートしました。このプロジェクトの目的は、歌舞伎や演劇、映画の背後で支えるスタッフや職人の存在をより多くの方々に知っていただくことです。これまで、作品作りに必要な衣裳や美術、小道具を手がける職人たちの努力があまり注目されてこなかった昨今、その独自の技術や創意工夫を一つ一つ見つめ直すことで、その魅力を広めたいという思いが込められています。

職人たちの魅力を発信



本プロジェクトは、実際に舞台や映画で使用される衣裳や小道具などを商品化し、販売することにより、職人たちの技術をより多くの人々に体験してもらうことを目的としています。また、オークションも開催し、その収益の一部は職人たちに還元されるため、舞台制作のさらなる発展に貢献することになります。松竹は、130年の歴史を持つ中でも、特にこのオークションの試みは初めてとなります。

松竹創業130周年記念オークション



プロジェクトの第一弾企画として、特別な「松竹創業130周年記念オークション」が開催されます。このオークションでは、歌舞伎の世界で重要な役割を果たす衣裳や小道具が出品され、その中には尾上菊之助改め八代目尾上菊五郎の協力による作品も含まれています。2025年に歌舞伎座で行われる襲名披露に伴う道具や衣裳が実際に出品されることは、伝統と想いが詰まった貴重な機会です。

出品される衣裳の一例として、赤綸子雲霞枝垂桜繍振袖着付や、黒縮緬駕籠目に菊染物柄裾模様赤縮緬裾振袖着付など、伝統的なデザインが施された作品があり、また小道具には中啓や振り鼓、番傘があり、大道具には背景画も含まれています。これらは、歌舞伎の演目で使用されたもので、見る人にその魅力を間近で感じさせるものです。

オークションの詳細



オークションは2025年6月28日(土)に開催され、事前入札が可能です。出品物のプレビュー展示は歌舞伎座のロビーで行われるため、興味がある方々はぜひ公演で特別展示をご覧になることをお勧めします。オークション参加希望者は事前に申込みが必要で、入札は専用のWEBサイトを通じて行われます。

伝統を未来へ



この「松竹アーツアンドクラフツ」プロジェクトを通じて、職人たちの技術への理解と感謝の念がより深まることを期待しています。職人の魅力を知ることができるまたとない機会であり、歌舞伎の文化をともに支えていくための重要な一歩となるでしょう。ぜひ多くの方々にご参加いただき、松竹の130年の歴史を共に祝う機会となればと思います。


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