キッコーマンが赤ちゃん向け離乳食ブランドfufumuを譲渡！新たな挑戦へ

キッコーマンが赤ちゃんのための新ブランドfufumuを譲渡

株式会社アルファドライブが2023年7月に設立した子会社、株式会社fufumuが注目を集めています。このブランドは、キッコーマン株式会社の新規事業創出制度から誕生し、赤ちゃん向けの離乳食に特化した商品を提供しています。2025年7月9日付で、fufumuはキッコーマンに譲渡されることが発表され、今後の成長が期待されています。

fufumuの誕生とブランドの紹介

fufumuは、離乳食の「はじめての食材」に関する課題を解決するため、AlphaDriveの支援のもとに設立されました。離乳食時期の保護者の悩みや食物アレルギーへの不安に寄り添った商品を開発することが、fufumuの主な目的です。特に、子どもたちのおいしい食体験をサポートするための「paqupa（パクパ）」ブランドが展開されており、これは小児アレルギー専門医監修のもとに開発された商品です。

Paqupaの製品は、たまごや落花生、ナッツなどのアレルギーがある食材をフリーズドライ加工して、赤ちゃん向けのキューブ状にしています。保護者が安心して赤ちゃんの離乳食に取り入れられるように設計されています。

譲渡の背景と事業成長

キッコーマンに譲渡されることが決まった背景には、事業の高速成長が挙げられます。fufumuは、設立から1年足らずで大手ベビー用品専門店での取り扱いを開始し、販売チャネルが急速に拡大しました。AlphaDriveの従業員が発案した新規事業であり、AlphaDriveが設立・運営を支援したことで、スピーディーな成長が可能になりました。

この成功は、AlphaDriveが持つ新規事業開発のノウハウとアプローチによるものです。大企業が抱える社内ルールや制約を乗り越えることで、迅速かつ効率的な事業開発を実現しました。

これからの展望

dfufumuがキッコーマングループに加わることで、ブランドはさらなる発展を遂げると期待されています。AlphaDriveは引き続きキッコーマンなどの大企業を支援し、新たな事業開発を通じた日本企業のイノベーション創出に貢献します。

fufumuの代表、竹内崇裕氏や大嶋麻里子氏は、今後も「人の可能性をひらく」というAlphaDriveの理念を引き継ぎながら、より多くの家庭に「おいしい記憶」を届けるための努力を続けていくことを表明しています。