夏木マリのライブ
2025-03-24 15:46:05

夏木マリの音楽と人生、ブルーノート東京での絶品ライブ

夏木マリの音楽と人生、ブルーノート東京での絶品ライブ



俳優として多彩な魅力を持つ夏木マリですが、実は彼女の原点は音楽にあります。2025年3月21日と22日、東京のブルーノートで行われた彼女のライブは、彼女の表現者としての人生が凝縮された特別な夜になりました。この場を借りて、その素晴らしいパフォーマンスについて振り返ってみたいと思います。

音楽活動の意外な一面


夏木マリは、映画や舞台での存在感が強く、多くの人が彼女を俳優として認識しています。しかし、彼女の音楽への情熱は長年続いており、今回のライブはその真髄を感じさせるものでした。特に、彼女が選んだのは1973年に発表されたヒット曲「絹の靴下」。その独特のハスキーボイスで聴衆を驚嘆させると同時に、彼女の音楽が持つ深いメッセージを伝えました。

様々な楽曲が盛り込まれたパフォーマンス


続けて、笠置シヅ子の「東京ブギウギ」をカバーした「TOKYO JUNK BOOGIE」は、2023年の作品で、夏木の思いが強く込められています。この曲ではバンドが一斉にトップギアに入り、彼女の声の張り、陰影、抑揚が発揮され、毎回異なる世界観を演出しました。

MCでは、2024年にロンドンで上演した舞台「千と千尋の神隠し」にまつわるエピソードを交え、観客に笑いを提供しましたが、彼女はすぐに雰囲気を変えて、国民的詩人・谷川俊太郎にオマージュを捧げる名曲「死んだ男の残したものは」を披露。彼女が歌うことで、心に響く音楽が生まれる瞬間を体感しました。さらに高田渡作曲の「鎮静剤」やビートルズの「イエスタデイ」、世界的に有名な「ケセラセラ」を続けて歌い上げ、言葉一つ一つに宿る「魂」を感じました。

恒例となったブルーノートライブ


このブルーノート公演は今年で7回目となり、恒例の企画として多くのファンに愛されています。そのきっかけとなったのは、ピチカート・ファイヴの小西康陽が彼女のために作曲・プロデュースした楽曲たちです。夏木は、今回も小西の楽曲を連続で歌うことで、彼女自身の表現力を存分に発揮しました。小西の曲には、世の中の様々な人々の人生を体現するような要素があり、夏木の歌声を通じて、それがより深く響く経験となりました。

最後を飾った名曲たち


ライブの締めくくりには、夏木が音楽を始めるきっかけをくれたジャニス・ジョプリンの名曲「Cry Baby」と、彼女の人生を語るような「60 Blues」が歌われました。これらの曲は何度聴いても新しい印象を与え、彼女自身の人生の深みと成長を感じさせました。

アンコールでは、緑色のドレスに着替えた夏木がワインを片手にもう2曲を披露し、「次はいつ会えるかしら?」と観客に呼びかけます。バンドメンバーとともに笑顔を見せる彼女。なぜ多くの人々が夏木マリに惹かれるのか、その理由を改めて実感できる素晴らしい一夜でした。

このように、夏木マリは俳優としてだけでなく、音楽家としても多くのファンに愛され続けています。彼女のライブを通じて、彼女の音楽の魅力をそして人生の色を味わうことができました。今後の活躍にも期待大です。


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